【テクニカルライターの大重美幸さん】ぼくが面白く変わるために。茅ヶ崎のツイッター仲間(チガツイ)へのメッセージ
(前回の記事はこちら → ネットワークの時代の変遷を見てきた)
■茅ヶ崎ツイッター、略して「チガツイ」の生みの親
――― 大重さんが茅ヶ崎に移住されたのはいつ頃ですか。
大重 32歳のときに引っ越してきました。
正確に言うと、住所的には馬入橋の近くで平塚市の飛び地なんですけども。
――― あ、ここって平塚市なんですね。
↓平塚市の馬入エリア
大重 そう、それで40歳のときに海の近くに引っ越したので、晴れて茅ヶ崎市民になりました(笑)
それでね、前回の最後に茅ヶ崎の友人の話をしたと思うんですけども。
――― はい。Twitter経由でお知り合いになられたという「よーあん」さんですね。
大重 そう、彼と知り合ったきっかけというのが、Twitterで「チガツイ」というグループをつくったことなんですね。
――― 聞いたことがあります。茅ヶ崎ツイッター、略してチガツイですね。
大重 当時Twitterも出始めの頃で、割と尖った人がTwitterをやっていたんですね。
そこから茅ヶ崎の面白い人たちとつながりが出来て、「じゃあまずは海で酒でも飲みましょう」っていうので会うようになったんです。
――― 良いスタートですね(笑)
大重 そしたらチガツイを使う人が増えて来て、いつの間にか地引網をやったりとか、200人規模の飲み会があったりとか、「チガジョグ」っていうジョギングが好きな人たちが集まる派生チームみたいなのもできたりしてね。
↓2010年チガツイの地引網の様子
――― すごい。
大重 地域にいるのに、Twitterでつながるというのは不思議な感覚でしたね。
インターネットというのは「世界と繋がる」というのが醍醐味で、Twitterはまさにそのためのツールだと思うんですけど、最終的に残る繋がりが地域の人たちだというのは、面白いですよね。
■「君たちが変わってくれ」
――― 今後どうしていきたいというのはありますか。
大重 ぼくはおととし還暦を迎えたんですけども、そのときチガツイのみんなに言おうと思って言えなかったことがあるんですよ。
これからの人生、どうやって自分自身を面白く変えていけるだろうかということなんですけども。
――― 自分自身を面白く変える。
大重 そう。よく「自分が変わるためには、住む場所や友達を変えろ」って言うじゃないですか。
でもねえ、ぼくは茅ヶ崎が気に入ってるし、いまから友だちをがらっと変えるのもなんだかなと思ったんですよ。
――― はい。
大重 だからね、ぼくが思いついたのは他力本願的に「君たちが変わってくれ」と(笑)
君たちが変われば、ぼくも変わることができるから、どうか君たちが変わってくれと。
――― 斬新ですね(笑)
大重 みんなには、ぼくに「お前変わったな」と言わせて欲しいんですよ。
そういう人が増えるとぼくも楽しいなって思うんです。
窓を開けて、雪が降っていたら同じ場所でも景色が変わって面白いじゃないですか。
それと同じです。
――― なるほど。
大重 もちろんね、「変われ変われ」と言うんじゃなくて、うまく気がついてあげるってことかなと。
変わったということに気がつけたら、ぼくが1ポイントゲット。
Twitterの「いいね」と同じでね、たくさんポイントゲットさせてくれと。
そうやってお互いが変われたら、面白いじゃないですか。
――― 最後にとても大重さんらしいお話を伺えました。今後もぜひ茅ヶ崎に面白い仕掛けを用意してくださいね。インタビューは以上です。ありがとうございました。
(おしまい)
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【ちがさきのIT界隈】テクニカルライターの大重美幸さん
・第1話 街を面白くするコンテンツが、自発的に生まれる仕組み。
・第2話 ネットワークの時代の変遷を見てきた
・第3話 ぼくが面白く変わるために。茅ヶ崎のツイッター仲間(チガツイ)へのメッセージ
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter)
2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」)。
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