【8HOTEL茅ヶ崎の松山竜造さん】人生を変えた、社長との再会。ゼットンから湘南レーベルへ。
(前回の記事はこちら → 茅ヶ崎と繋がれるホテル。夏はもちろん、秋冬こそサウナ好きに来て欲しい。)
■長年、ホテルの飲食店を経験
――― 松山さんは現在8HOTEL茅ヶ崎の支配人をされていますが、最初からホテル関係のお仕事をされていたのでしょうか。
松山 大学生の頃からホテルに入っている飲食店で働いていました。
横浜のニューグランドホテル、銀座の東急ホテル、そして放浪の旅を経て、新横浜のプリンスホテルのお店でも働かせていただきました。
↓21歳の頃。チベットにて撮影
松山 あと余談ですが、お笑い芸人の「ダイノジ」大谷くんが私の親友で、短い期間だけ相方をやっていたこともありました(笑)全く自分には向いていなくて全然だめだったんですけども。
そして28歳のときにソムリエの修行がしたくて、フランスか東京のホテルに行こうと思っていたんですね。そんなとき、なんの気なしに入った名古屋の飲食店で、学生時代の先輩にバッタリ会いまして。
――― 名古屋で偶然会うなんて、なかなかないですよね。
松山 それで「ここの店は自分が関わっているから、竜造も来ないか」って言われて。これもなにかのご縁かなと思い、その2か月後には名古屋で働き始めていました。
そこが株式会社ゼットンという会社だったんです。
■フジテレビ「ザ・ノンフィクション」に出演
――― ゼットンは、8HOTEL茅ヶ崎の運営会社、「湘南レーベル」のグループ企業ですよね。
松山 はい、2019年からグループになりました。
私がゼットンに入社したのは28歳で、その名古屋で会った先輩からは「船のデッキでビールでも飲みながら流れる景色を見ようぜ」なんて言われたんですけど…入ってみたら船底でオールを必死に漕いでる感じでしたね(笑)
先輩、私はいつデッキに出れるのでしょうか⁉みたいな気持ちでした(笑)
――― (笑)現場でイチから実績を積み上げる形だったのですね。
松山 もちろんいまとなってはその経験がすごく良かったのですが、当時はちょっと焦りましたね。
でもそこからゼットンが急成長して、その過程を経験できたはすごく面白かったですし勉強にもなりました。
次第に大きなプロジェクトも任せていただけるようになって、その中の一つが葛西臨海公園の案件でした。
――― フジテレビの「ザ・ノンフィクション」で取り上げられた案件ですね。
松山 はい、「社長と竜造」というタイトルで、私がプロジェクトに奔走している、というかズタボロになっている様子が放送されました(笑)
その案件もひと段落が付き、さあこれからどうしようと思った頃、つまり昨年2019年から2020年にかけてですけども、この8HOTEL茅ヶ崎のお話をいただきました。
■茅ヶ崎は自分らしく生きている人が多い
――― まさかご自身が住んでいる茅ヶ崎で、ホテルの支配人になるなんて思わなかったですよね。
松山 本当にその通りで。茅ヶ崎でなにか地元のためになることをしたいとは思っていましたが、まさか仕事でやれるなんて思いもしませんでした。
2020年3月に湘南レーベルのホテル事業部に配属になり、7月には8HOTEL茅ヶ崎のオープンでしたから、急ピッチで仕事をしてきました。
一般的なホテルよりもコンテンツを重要視しているホテルですから、いまも試行錯誤しています。
――― いま改めて、支配人としてどんなホテルにしていきたいと思われますか。
松山 「この茅ヶ崎に8HOTELがあって良かった」と思われるホテルにしていきたいですね。
実際、茅ヶ崎ってそういう意気込みで商売されているお店さんがすごく多いじゃないですか。そういう先輩方に恥じないようなホテルづくりをしていきたいです。
――― 最後に、松山さん個人として今後やりたいことはありますか。
松山 私はいま47歳なんですけども、恥ずかしながら「自分ってどんな人間なんだろう」って思うようになりまして(笑)というのも、茅ヶ崎の皆さんと関わっていると、自分のスタイルを持っている方が多いじゃないですか。
これまでは憧れの人をガムシャラに追いかけて生きてきましたが、これからはより自分らしく生きられたらな、なんて年甲斐もなく思っています(笑)
――― まさにコンセプトのFEEL YOURSELFですね。
松山 あ、そうですね、自分自身を感じろと、そんな気持ちでおります(笑)
――― キレイにまとまりました(笑)色々話してくださり、ありがとうございました。
(おしまい)
【Think Chigasaki】8HOTEL茅ヶ崎の松山竜造さん
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter)
2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、「湘南茅ヶ崎、顔の見えるお店」のWEBマーケ、片耳難聴のnoteマガジン、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン、Gyoppy!、ARUHIマガジン、SPOTほか)。
▼編集アシスタント 山崎久美子
岩手県出身。海の近くに住みたいと2020年3月末に茅ヶ崎に移住。看護師で3人の子どもがいます。”地域で暮らす”を実践するべく、エキウミに参加。
0コメント