【黒糖茶房の大森健司さん】2転3転の会社員時代


「雄三通りで会えるあの人」の3人目は、茅ヶ崎・雄三通りの人気店「黒糖茶房」を営まれている大森健司さんです。黒糖茶房ファンの方だけでなく、現在会社員で何か始めたいと思っている方や、飲食店を経営されている方にとっても大変興味深いインタビューとなりましたので、ぜひ最後までご覧ください。(全4回)




▼大森健司(おおもり けんじ)さんの経歴

1968年、阿佐ヶ谷生まれ。学生時代はスキーに明け暮れ、23歳から会社員やフリーターを転々とする。44歳で日本初の純沖縄黒糖専門和カフェ「黒糖茶房」を、茅ヶ崎の雄三通りにて立ち上げる。夫婦の会社員時代の経験を最大限に活かしたお店は、現在では市内有数の人気店となっている。




――― 今は茅ヶ崎で「黒糖茶房」を経営されている大森さんですが、ご出身はどちらですか?


大森 生まれは東京の阿佐ヶ谷で、千葉の市川を経て、小学校のときに神奈川の二宮に引っ越しました。サラリーマンの父と、専業主婦の母という当時としてはごく一般的な家庭でした。


――― 大森さんのようにご自身で商売をやられてる方だと、親もそういう職種という場合がよくありますが、そうではないんですね。


大森 もともとは私も4年制の大学を出て、23歳で民間企業に入った普通のサラリーマンでした。

当時はとにかくスキーが好きだったので、スポーツ用品を販売していたダイワ精工株式会社(現:グローブライド株式会社)に就職しました。


↓ダイワ精工時代の大森さん


――― 最初は営業職ですか?


大森 はい。最初はスキー用品をスポーツショップに販売する営業をしていたのですが、2年半ぐらいした頃にバブルがはじけて、営業部門を縮小することになりました。

そのときに経理部門というか、要は債権回収のお仕事をすることになりました。これがもう、本当に嫌で嫌で。


――― 会社員の中ではかなりタフな部類に入る職種だと思います。


大森 今となっては経理の知識や、お金のトラブルについて強くなったのは良かったと言えますが、当時は本当につらかったですね。

その部署で3年働いて、会社に「もう営業に戻してくれ」と言ったのですがダメだったので、会社を辞めることにしました。


――― 営業が2年半で、債権回収が3年ということは、28歳前後ですね。


大森 はい。ただ辞めたときは次が決まってなくて、当時はスキー宿をやりたいと思っていたので、よく行っていた新潟のスキー宿に相談をしてみたところ、雇ってくれるというので、そこで30歳ぐらいまで働いていました。

その後、神田のスキーショップから正社員のお誘いをいただいたので、そちらで販売員として働き始めました。


↓専門誌のDVD出演時


――― 30歳になってまた会社員の人生に戻ったのですね。


大森 そうですね。ここでは10年ほど働きました。ただスキーや旅行には相変わらず頻繁に行っていたのでお金がたまらなかったのと、同じく会社員の嫁さんとの休みも合わなかったので、会社を変えることにしました。


――― 30歳から10年働けば、そのまま定年までいく方が多そうですが、そうしなかったのですね。


大森 はい。この話、真面目に勤めている方からは怒られちゃいそうですね…。

次の職場はとにかく土日休みの働き方ができて、潰れなさそうな会社が良かったので、大手メーカーの関連会社を選びました。結局自分は人と話すことしかできないから、ここでも営業をしました。

そこで44歳まで働いたのですが、これが会社員としては最後のキャリアとなりました。


――― では「黒糖茶房」は44歳のときに始められたお店なのですね。経営自体が未経験のなかで、会社員を辞めて飲食店を始めるのは怖くありませんでしたか。


大森 そうですね。しかも夫婦ともに会社員を辞めましたから、なおさらでした。

そもそも、最初は夫婦でやるのではなく、僕だけでやるつもりだったんです。

軌道に乗るまでは僕がやって、それまで嫁さんには会社員をやってもらうつもりだったんですだけど、妻から「そんな楽しいこと、アナタだけずるい」って言われちゃって(笑)


↓奥さまとのツーショット写真


――― 大森さんとしては、まさかの展開だったんですね(笑)


大森 だからじゃないですけど、本当にこのお店は慎重に考え抜いて作ってきました。夫婦の生活がかかっているので、絶対に失敗できないじゃないですか。


――― そうですね。


大森 44歳まで始めるのは怖くなかったと言えば嘘になりますが、「黒糖茶房」は、夫婦の会社員時代の経験を総動員して作っているので、そういう意味でもこういう人生の順序で良かったのかなと思います。


(次回につづく→自分だけの土俵を見つける


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▼黒糖茶房(沖縄純黒糖専門和カフェ)

住所:茅ケ崎市東海岸北2-3-34/アクセス:茅ヶ崎駅南口徒歩8分/駐車場:なし/TEL:0467-81-4394/定休日:火曜・第1水曜/営業時間:9:00-19:00(金曜のみ18:30まで)/公式ページFacebook



▼インタビュー・編集 小野寺将人(BlogFacebook / Twitter

2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。



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