【茅ヶ崎市役所 産業振興課の近藤さん、嶽石さん、竹松さん】「産業振興課に相談したら、やりたいことができる」を目指して
(前回の記事はこちら → 茅ヶ崎市を商・工・観光から盛り上げる)
■広告代理店から茅ヶ崎市役所に転職
――― 市役所の仕事は人気があると思いますが、近藤さんはどのようにして現在のお仕事に就かれたのでしょうか。
近藤(商業担当:以下 商) もともと私は都内の広告会社で働いていたのですが、子どもが産まれたタイミングで転職をしました。
――― ちなみに広告会社ではどんなことをされていたのでしょうか。
近藤(商) メーカーや通信キャリアなど、大手企業向けに広告の営業をしていました。
あの時代の広告代理店業界は、徹夜やタクシー帰りなどが当たり前でしたね…。
――― 民間企業から行政に移られたわけですが、ギャップや学びなどありますか。
近藤(商) 私は商業担当なので地域の商業者さんと会話が多いのですが、ローカルビジネスは文化や風土も異なるので発見が多くて面白いです。
前職で培ったマーケティングの知見を活かせる部分は活かしながら、地元の茅ヶ崎に還元していけたらと思っています。
■お笑い芸人から茅ヶ崎市役所に転職
――― 次に、観光担当の嶽石さんが市役所に入られた経緯を教えてください。
嶽石(観光担当:以下 観) 実は私、もともとお笑い芸人を目指していまして…
――― え!お笑い芸人ですか。
嶽石(観) ええ…地方のテレビや都内のイベントで5年ほどですが漫才をしていました(笑)
ただ他の芸人さんに敵わなかったので、お笑いは諦めたんです。
――― どことなくキャラクターが濃い目だとは思っていました…
嶽石(観) いえいえ、すみません(笑)
その後いろんな仕事を経てから茅ヶ崎市の「脱公務員試験」を知り、2008年に入庁しました。
最初に観光担当で、その後に他の課も経てから2018年にふたたび観光担当になったんです。
――― 2008年と、2018年以降とでは観光の取り組みに変化はありますか。
嶽石(観) それまでの行政主体から、現在では市内の事業者の方や市民の方も含めた「オール茅ヶ崎」として取り組むようになったのが大きな変化ですね。
この取り組みには苦労もありますが、一生懸命頑張らせていただいております。
■新卒採用で茅ヶ崎市役所に入庁
――― 最後に、竹松さんのご入庁について教えてください。
竹松(工業担当:以下 工) 私は中途採用の二人とは違って、新卒採用でした。
嶽石さんの半年前に入ったので、ほぼ同期だったりします。
――― どうして最初の職場を茅ヶ崎市役所にしたのでしょうか。
竹松(工) 私は結婚を機に、茅ヶ崎に住むことになったんですね。
これから住むまちのことを調べるうちに、自分の住むまちをより良くする仕事が市役所にあると感じて試験を受けました。
――― なるほど。新卒の時、どんな期待を持っていたか覚えていますか。
竹松(工) まず地域に貢献できる仕事に魅力を感じたということと、あとは「課が変わると転職したように違う」と言われて、そんな働き方って面白いなと思ったんです。
ただ、ここの課に来るまでは高齢福祉介護課に10年ほどいましたので、昨年度が初めての異動なんです。
――― それはまったく違う雰囲気のお仕事ですね。
竹松(工) そうですね。前の課は保険業務など「間違えないこと」が大切な仕事だったんですけども、いまは「生み出すこと」が大切な課に来たので、それこそ転職したような気持でいます。
■「産業振興課に相談したら、やりたいことができる」
――― 三者三様のご入庁のお話を伺えて、お人柄もよくわかりました。最後に、これからの夢や目標をそれぞれ教えてください。
嶽石(観) 私は、そうですね…うまく言えないんですけど、茅ヶ崎がより元気になるというか、みんなが笑顔になれることを頑張りたいです。
――― 近藤さんはいかがですか。
近藤(商) いまよりも茅ヶ崎が盛り上がることはもちろん、他の市から羨ましがられるような茅ヶ崎にしていきたいです。
皆さんが「このまち、いいでしょ!」ってプライドが持てるお手伝いは続けていきたいですね。
嶽石(観) あの、私もそれを言いたかったんです。
いまの私が言ったことにできないですか(笑)
――― 獄石さん…(笑) 最後に、竹松さんはいかがですか。
竹松(工) 二人と同じく、より活気がある茅ヶ崎にしていきたいです。
私たちは、地域で意欲ある方々のお手伝いができるありがたい仕事をさせてもらっていると思っています。
ですから、ぜひ「これやりたい!あれやりたい!」って声をあげて欲しいんですね。
そうやって皆さんの後押しをし続けて、「産業振興課に相談したら、やりたいことができるよね」って思ってもらえる課になれたらと思っています。
――― すばらしい締めくくりをいただきました。インタビューは以上です。ありがとうございました。
(おしまい)
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter)
2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」、Gyoppy!「スーパーにはない魚が買える」茅ヶ崎の人気鮮魚店が果たしている大事な役割)。
▼編集 茅ヶ崎ポニーさん
東京板橋生まれ、横浜市戸塚育ち。2014年秋より茅ヶ崎暮らし。私的テーマは「まちとひと」「想いとルーツ」。『茅ヶ崎は 人も道も フラットなところ』が口ぐせ。しごとは、インターネットの企画や営業を10年ほど。ペンネームは小学生時代の弱小野球チーム「ポニーズ」から。
▼編集アシスタント 髙橋 一矩
来年新卒入社でわくわくしている21歳の大学生。茅ヶ崎生まれ茅ヶ崎育ち。ネットサーフィンをしていてエキウミを見つける。奄美大島の喜界島にボランティアで行ったときに、彼らの喜界島への愛を感じて「自分も地元に何かしたい!」とぼんやり思っている。ラーメン専用のインスタアカウントがあることは秘密。実は収益化を目論んでいる。
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