【茅ヶ崎市役所 産業振興課の近藤さん、嶽石さん、竹松さん】茅ヶ崎市を商・工・観光から盛り上げる


茅ヶ崎市役所の産業振興課は、この街の経済発展に欠かせない存在です。今回はその中から、商業・観光・工業の各分野をご担当されている3人にお話を伺いました。(全2話)




■茅ヶ崎の商業発展をサポートする商業担当


――― まずは商業をご担当されている近藤さんから、どんなお仕事をされているのか教えてください。


近藤(商業担当:以下 商) 市内の商店や会社を支援して、まちの経済を活性化させるのが仕事です。


――― 具体的にはどんなことでしょうか。


近藤(商) たとえば商店だと市内に何千店舗もあるので、基本的には商店会ごとにサポートをしています。

最近だと「キャッシュレス決済・消費税増税・軽減税率」をテーマにセミナーをしました。


――― なるほど、商売に役立つ情報を提供しているのですね。茅ヶ崎市のサイトには「コミュニティビジネス」や「にぎわい創出事業」なども書かれています。


近藤(商) そうですね。社会課題をコミュニティで解決する事業や街ににぎわいをもたらす事業のお手伝いもしています。


■魅力的な情報発信で観光客を呼ぶ観光担当


――― 次に嶽石さんに伺います。観光担当とはどのようなお仕事でしょうか。


嶽石(観光担当:以下 観) 茅ヶ崎を好きになってもらうために魅力的な情報発信をしたり、訪れてくれた方々にまちなか観光をしてもらうことで、地域経済の活性化に繋げるのが仕事です。


――― 魅力的な情報発信と、まちなか観光の促進ですね。


嶽石(観) はい。まずは茅ヶ崎を好きになってもらうことが、何回も茅ヶ崎に来てもらえるきっかけになると考えています。

まさに、「100万人が1回だけ訪れるのではなく、1万人が100回訪れるまち」を目指しています。


――― 茅ヶ崎市が出している「観光振興ビジョン」にもそう書かれていますね。


嶽石(観) おっしゃる通りです。

茅ヶ崎の観光資源としては4大まつりと呼ばれる「大岡越前祭」「湘南祭」「浜降祭」「花火大会」をはじめとしたイベントや、海や里山など自然豊かな環境もあります。


――― あとはまちなか観光ですと個性的なお店もたくさんありますよね。


嶽石(観) そうですね。おしゃれなカフェや雑貨屋さんなどまちなかに魅力が散らばっているので、自転車でのんびり茅ヶ崎を回っていただきたいです。


■茅ヶ崎のものづくり文化を育む工業担当


――― 最後に、工業担当の竹松さんのお仕事について教えてください。


竹松(工業担当:以下 工) 市内の工業関係の企業をサポートしています。

最近はどこも「持続可能性」が重要課題になっていて、環境への配慮や働き方改革、後継者問題などさまざまなテーマでサポートをしています。

茅ヶ崎には商品の製造や部品の加工など、多くの分野で活躍している企業がたくさんあるんですよ。


――― 一般の人には、茅ヶ崎市にどんな企業があるのかあまり知られてない気がします。


竹松(工) そうですね。たとえば皆さんの生活を支えている製品でシェア率No.1を誇る大企業から、専門的な分野を極めている中小企業など本当に幅広いんですよ。


――― 具体的にはどのようなサポートをされていますか。


竹松(工) わかりやすいところだと補助金などのご案内を通じたサポートですね。

あとは産業振興という観点から、広域で創業者育成などの取り組みもあります。

たとえば 「湘南ものづくりワークショップ」といって藤沢市・寒川町と連携した子ども向けのイベントがあります。


――― どんなイベントでしょうか。


近藤(商) 2市1町のものづくり企業等が集まって、自社の技術を生かした内容の子ども向け体験ワークショップです。

昨年は、藤沢市で行ったんですが、予想の3倍以上の来場者数になったイベントで。

今年は、「ビーチサンダルの手彫体験」、「プラレールで自分が選んだ路線を電車が走るようにする制御体験」、「ゴムボールを自分で作る体験」などを提供します。


――― 貴重な体験ができそうですね。


竹松(工)子ども向けとは言いつつ、ワークショップをするために機械を投入する企業さんもいて。

ここではわかり易さが求められますので、出展企業さんの「PR力の向上」、「様々な世代へのPR」、「ものづくり企業への雇用獲得・操業者育成」という一石三鳥の取り組みを後押ししています。


――― 皆さんのお仕事についてよくわかりました。市民は意外と市役所がなにをしているのか知らないので、これだけでも少しイメージがわいたと思います。インタビュー後半では、皆さんが市役所で働くことになった経緯や夢などを伺います。


(次回につづく → 「産業振興課に相談したら、やりたいことができる」を目指して





▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter

2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」、Gyoppy!「スーパーにはない魚が買える」茅ヶ崎の人気鮮魚店が果たしている大事な役割)。


▼編集 茅ヶ崎ポニーさん

東京板橋生まれ、横浜市戸塚育ち。2014年秋より茅ヶ崎暮らし。私的テーマは「まちとひと」「想いとルーツ」。『茅ヶ崎は 人も道も フラットなところ』が口ぐせ。しごとは、インターネットの企画や営業を10年ほど。ペンネームは小学生時代の弱小野球チーム「ポニーズ」から。


▼編集アシスタント 髙橋 一矩

来年新卒入社でわくわくしている21歳の大学生。茅ヶ崎生まれ茅ヶ崎育ち。ネットサーフィンをしていてエキウミを見つける。奄美大島の喜界島にボランティアで行ったときに、彼らの喜界島への愛を感じて「自分も地元に何かしたい!」とぼんやり思っている。ラーメン専用のインスタアカウントがあることは秘密。実は収益化を目論んでいる。

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