【いこーよの王さん】子どもの”体験格差”をなくしたい。茅ヶ崎市と連携協定を締結した「いこーよ」の広報・王麗華さん。
今回ご登場をいただくのは、子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営する、アクトインディ株式会社の広報・王麗華さんです。今年3月に茅ヶ崎市とアクトインディ株式会社は連携協定を締結しました。前半では連携話や柔軟な働き方について、後半ではアナウンサーから広報へ転身された、王さんのパーソナルな面に迫ります。ぜひ最後までお読みください。(全2話)
■子どもたちに等しく体験の機会を
――― 早速ですが、今回の連携協定はどういった経緯で結ばれたんですか?
王 茅ヶ崎市さんの方から、「子育て情報を広げたい」ということで、お声がけいただいたのがきっかけです。
↓プレスリリース
――― 茅ヶ崎市からの提案だったんですね。
王 はい。もともと「いこーよ」は神奈川県さんと連携していたので、施設情報は共有していたんですね。
ただ、それだけだと地域のイベント情報は含まれないんです。
――― 市内のイベントは含まれていなかった。
王 はい。お隣の藤沢市さんは、以前から「いこーよ」と連携してイベント情報も載せていたので、同じ取り組みをしてみたいというお声をいただきました。
――― 茅ヶ崎市としては、”子どもが出かけやすい街”というイメージにつながるということでしょうか?
王 もちろん市外からの流入が増えることも大切ですが、それよりも市民の方に真摯に目を向けられていますね。
広報誌だけでは情報が届きにくいという課題を、「いこーよ」と連携することでクリアしたいという思いを感じています。
――― たしかに広報誌にしか載っていなかった情報を「いこーよ」に載せることで、ネットの検索結果でも上位に出てきますよね。ちなみに「いこーよ」さんにはどんなメリットがあるんですか?
王 まずは地域イベント情報の充実は「いこーよ」にとってもメリットですよね。
ユーザーアンケートを実施しても、子育て世代向けのイベント情報のニーズはすごく高いです。
――― 僕も親なのでわかります。近場のイベント情報は助かりますね。
王 あとは自治体さんと組むことで情報の信頼性の向上にもつながりますし、さらに”体験格差”を埋められるというメリットがあります。
――― 体験格差?
王 最近は子どもに体験をさせたいという気運が高まっていて、体験型の施設やイベントに注目が集まっているんです。
それと同時に体験格差が生まれるという問題もあって、やっぱり所得が高い方はお子さんに自由に色々な体験をさせてあげられるんですけど、所得に制限があるご家庭ではそうはいかない。
――― たしかにそれはありそうです。
王 こういった背景から、所得に関係なく参加できる自治体発のイベントはとても重要なんです。
地域のイベント情報をもっと周知していくことで、体験格差を埋めていきたいという思いがあります。
―――なるほど。「いこーよ」と自治体の連携はそういった体験格差をなくす一助になっているんですね。
■社員一人一人の幸せが大切。だから一人一人が働き方を選べる。
――― 御社は働き方がとても柔軟な会社で、テレビでも取り上げられたそうですね。
王 はい。フルフレックスで、在宅もOK。
ママさん社員も多く、朝5時からお子さんが起きるまでの時間を活用するなど、ライフスタイルに合わせて働くことができます。
――― すごいですよね。フレックスでもコアタイムなしという企業はなかなかないと思います。
王 弊社はパフォーマンスがしっかり出せるのであれば、個々のライフスタイルに合わせた働き方を尊重するという方針です。
社員が持っている幸せの定義はそれぞれ違うので、一人一人が幸せに生きていける働き方に対応したいというのが代表の思いです。
――― いい会社ですよね。そんな働き方をしたいという人は多いと思います。
王 従業員の幸せが、従業員の家族やクライアントなど、周りの幸せに繋がっていく。
そんなモデルケースを社会に浸透させることで、社会全体の幸せのボトムアップに繋がると考えています。
――― 素晴らしいですね。今回のお話でますます「いこーよ」ファンになりました。次回は、王さん個人の魅力に迫ります。
(次回につづく → 広報の仕事は”情報発信だけ”ではない。王さん流、情報との向き合い方とは。)
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【Think Chigasaki】いこーよの王麗華さん
▼インタビュー 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter)
2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」)。
▼編集 はつこ(Twitter/note/Instagram)
1995年生まれ。茅ヶ崎出身のフリーライター。大学卒業後、EC事業者に入社。2018年にフリーランスへ転身。主に商品やサービスの紹介記事を執筆。noteにてコラム、エッセイ、小説を更新。38℃を文章の設定温度とし、熱すぎず、半身浴のようにじんわりあたたまる伝え方を研究中。
▼編集アシスタント 権藤勇太
エキウミインタビュー担当。平日は都内で法人向けの業務改善提案を行う営業マン。休日は緑に囲まれた茅ヶ崎で畑をいじったり、キャンプしたりフットサルをしたりのんびり生活をしている。消防団に入ったことをきっかけに、自分が使うお金がどこに流れて回っていくのか興味をもち商店街の活性化に2018年参加。
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