【経営コンサルタントの塚本裕丈さん】味噌汁コミュニティカフェで社会を変えたい。

(前回の記事はこちら→茅ヶ崎に来て人生が変わった。元リクルートの営業責任者がいま思うこと。


■味噌汁コミュニティカフェ


――― 塚本さんが今後取り組まれようとしていることを教えてください。


塚本 茅ヶ崎に来て、生き方を変えてから思うようになったのが、やっぱり行き過ぎた市場経済がもたらした社会構造のゆがみというのはあるんだろうなということです。


――― 社会構造のゆがみですか。


塚本 はい。どんどん少子高齢化が進む中で独居老人を増やさないようにしないといけないし、子どもの貧困問題も深刻です。


――― はい。


塚本 その社会のゆがみが、人々の心にもたらす影響というのは小さくないと思っていて、あらためてリアルな人と人のつながりの価値が見直される時期に来ている気がしているんです。

「遠くの親戚よりも近くの他人」っていう言葉もありますけど、やっぱり地域で支え合える構造をつくらないと、ハッピーになるのが難しくなっているなと。

そのハッピーというのも、突き詰めると食の問題にたどり着いたりして、それらを丸ごと解決できるアプローチってないかな、と思っていたときに味噌・麹の話を知って。


↓塚本さんが考える味噌汁コミュニティカフェ


――― 発酵食品の話ですね。


塚本 そうそう。私にとってこの分野の師匠はEdible Parkのトニーさんなんですけど、その影響もあって「味噌汁」が持つ力と、人と人がつながる「コミュニティ」というのを掛け合わせた「味噌汁コミュニティカフェ」が実現できたら面白いかなと思っているんです。


↓トニーさんとのツーショット


――― つまり、味噌汁をフックにシニアと子どもが関わるコミュニティを多角的に作るという事ですね。


塚本 そうです。

例えば、茅ヶ崎ではあまり見かけないですけど、深夜にコンビニ前に高校生がたむろして騒いでいたとするじゃないですか。

でもそんなときに、普通は怖くて注意できませんよね。


――― 下手したら殴られそうです。


塚本 そう。でもその声をかける人が小さい頃にコミュニティで一緒に時間を過ごしたおじいちゃんだったら、「おい、ヒロシなにやってるんだ」って言えるし、言われた高校生も「田中さんに怒られたから帰ろう」みたいな感じになるのかなって(笑)

すごく単純な話を例にしましたけど、要はそういう地域のつながり方ってやっぱり必要じゃないかなって思うんですよね。


――― はい。


塚本 そういうのが茅ヶ崎の各通りに一つずつあって、ちゃんと事業として成り立たせたら面白いんじゃないかなと思うんです。

それをフォーマット化することで、その活動が茅ヶ崎以外にも広がっていったら、いきなり大きいこと言っちゃいますけど、社会全体が変わっていくんじゃないかなって思うんですよね。


――― 各地域からゆがみを直したいということですね。


塚本 それでね、ここが大事なところなんですけど、そうはいっても「遊びながら楽しくやろうぜ」っていうのが根底にあると良いなって思うんですよね。

中長期と短期の計画を立てて、ガツガツ達成!達成!達成!でやりきるっていうのは、もう違うなって思うんですよ。

そうなると付いてくる方も大変だし、やってる本人がいつの間にかハッピーじゃなくなっちゃうなって。


――― 長く厳しいところにいると、人格も変わりますしね。


塚本 そう、コミュニケーションが変わりますよね。

「こうせねばならぬ!」っていう意思が強いのは結構なんだけれども、自分に対するコミットが強い人ほど人にも厳しいでしょ。

だから言い方もどうしてもきつくなる。

だから、「別にいいじゃん」っていうゆとりというか、そういうスタンスが良いと思うんですよね。


■神社的なネットワーク


――― 最後に、この「エキウミ」は雄三通りの活性化を目指しているんですが、なにか塚本さんらしいアイディアをいただけますか。


塚本 雄三通りの海の方は東海岸地区だと思うんですけど、そのエリアには神社がないですよね。

さすがに「作っちゃえ」とは気軽に言えないんですけど、そういう地域のネットワークがつくれるような場所があると良いですよね。


――― 以前エキウミに出てくださった青少年育成推進協議会の今泉さんも、「東海岸地区には神社がない」ということをおっしゃっていました。


塚本 やっぱりお神輿ネットワークとか、お祭りとか、そういうものが持つ力ってバカにできないと思うんですよね。

味噌汁コミュニティカフェがそんな場になれたら良いなあ。


↓お祭りに参加中の塚本さん


――― 雄三通りにいかがですか。


塚本 雄三通りはやっぱり駅前の通りでにぎわってますから、そういうところには魅力を感じます。

実は、トニーさんのEdible Parkに関わることでそれがもう実現しているはずだったんですけど、なんと「土づくりからやります」っていうことだったので、まだ作物が少なくて(笑)

もちろんそれもすごく勉強になっていますが、なんにせよ、いずれ味噌汁コミュニティカフェはやりたいので、ぜひ注目していてください。


――― インタビューは以上です。ありがとうございました。


(おしまい)


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▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter

2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。東海岸商店会の公式サイトの運営や、ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。

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