【茅ヶ崎市役所 道の駅整備推進担当の島﨑仁大さん #2】延期に次ぐ延期を乗り越えて。

(前回の記事はこちら→市民に寄り添う道の駅「湘南ちがさき」


■道の駅に8年関わってきた


小野寺(インタビュアー):前回、道の駅が目指している姿について伺えたので、せっかくですから島﨑さんのお話も伺いたいと思います。あらためて、島﨑さんが所属されている「道の駅整備推進担当」のお仕事について教えてください。


島﨑氏:その名の通り、道の駅のコンセプトづくり、設計・建設、運営に向けて動いている部署です。


小野寺:島﨑さんはいつ頃から所属されているのでしょうか。


島﨑氏:2014年に道の駅の検討が始まって、2015年に道の駅の担当が誕生したのですが、私はその立ち上げから入っています。途中1年間だけ別の課に異動しましたが、すぐ戻ってきたので、関わらせていただいて通算8年目になります。


小野寺:8年はすごく長いですね!


島﨑氏:当初計画では2019年7月にオープンする予定でしたが、延期が重なって今は2025年7月になりました。そうして気がつけば、関わらせていただいてもう8年目になってしまいました。

■延期が続いた理由


小野寺:なぜそこまで延期になったのでしょうか。


島﨑氏:最初の延期は、用地の確保に時間がかかったことが理由でした。その次の延期は理由が2つあって、「整備手法の見直し」と「コロナ禍」によるものです。
コロナ禍でスケジュールが立たず時間ができてしまいましたが、逆にもう一度しっかりと検討する時間となったおかげで、より民間の力を活用する方向に舵を切ることになったので、長い目でみれば良かったと思っています。


小野寺:なるほどです。ただ道の駅の担当としては、延期は正直つらかったのではないですか?


島﨑氏:我々がつらいというより、市民や事業者の皆さんの気持ちが離れてしまう方が心配でした。例えば「Choice! CHIGASAKI」は道の駅での発信をお約束していたのに、開始が遅れてしまい今も申し訳ない気持ちでいっぱいです。


小野寺:その発信の話はまだ継続していますか?エキウミに出ていただいた魚卓さん、プレンティーズさん、おイシイ農園さんも認定されたので、気になっていました。


島﨑氏:はい、もちろんです!さすがにお待たせし過ぎているので、道の駅のオープンまで整備地の鋼板塀に横断幕を掲示したり、のぼり旗を事業者に配布し店頭に掲示していただいたりと、「Choice! CHIGASAKI」が盛り上がるよう取り組んでいます。

島﨑氏:もちろん、オープン後もしっかりと道の駅で認定品目のアピールをしていきます。投票してくださった市民の皆さまの想いもありますので、予定通り道の駅がしっかり受け皿になるようにします。


■あと2年はこのままで


小野寺:島﨑さんのお仕事における、やりがいってなんでしょうか。


島﨑氏:やはり地域のためになる施設を、コンセプトをつくるところから形になっていくところまで関われるところですね。


小野寺:でも市役所の方って、数年で異動されてしまうイメージが…


島﨑氏:はい…できれば2025年7月のオープンまで居させて欲しいのが本音です。本当に最初から見てきましたので、せめてあと2年は関わらせていただきたいですね。
それはともかくとして、皆さんも道の駅「湘南ちがさき」のオープンを楽しみにしていただけると嬉しいです。

小野寺:オープンしたらまたぜひインタビューさせてください。その際、島﨑さんが道の駅のご担当であることを私も願っています。貴重なお話をありがとうございました。


(おしまい)



▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter

2015年に茅ヶ崎に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。地域密着店のネット活用をお手伝いする株式会社KYOEI(キョウエイ)の代表。

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