【岡田治療院の岡田信行さん】自転車競技は未経験ながら倍率17倍の競輪学校へ。怪我と向き合った選手時代。
(前回の記事はこちら→肩こりの原因がどこにあるかはその人次第。うつの治療にも効果的な鍼灸。)
――― 岡田さんは茅ヶ崎の雄三通りから1本入ったところで治療院をされていますが、その前は競輪選手をされていましたよね。
岡田 はい。高校生の頃に陸上競技をやっていたのですが、同じく陸上競技をやっていた中野浩一さんが世界自転車選手権で10連覇したのを見て、自分でもやれるかもと思いました。
――― 競輪選手になるためにはどうすれば良いのですか。
岡田 競輪学校に行く必要があるのですが、入学希望者の数に対して合格数が少ないので、当時17倍という狭き門でした。
受験者の9割以上は自転車競技経験者だったので、陸上競技をやってきた自分が受かったのは嬉しかったですね。
↓競輪選手時代の岡田さん
――― それはすごいですね。
岡田 競輪は密集している中で70km/hのスピードを出しながら競り合うため、「世界一危険なスポーツ」と呼ばれることもあります。
仲間がレースで命を落とすこともありましたし、怪我とどう付き合うかを常に考える必要がありましたので、それがいまの仕事に繋がっています。
――― 競輪選手は何年続けたのでしょうか。
岡田 19歳から31歳までなので、12年間です。
私は上司におべっかを使ったり、理不尽な思いをしたりするであろう会社員よりは、実力がすべての競輪選手のほうが性に合っていました。
――― なるほど。
岡田 ですので、生まれ変わってもまた競輪選手にはなりたいと思いますが、欲を言えば今の医学知識を持った状態でできたらありがたいですね(笑)
体の使い方やケアの仕方などを知っているかどうかは、アスリートとして成功するかどうかに大きく左右するということが、今ならわかります。
2015年から全日本プロ選手権自転車競技大会の南関東トレーナーに就任しましたので、現役の選手たちに少しでも還元ができればと考えています。
(次回につづく→競輪選手を引退後、治療の世界へ。競輪業界よりもはるかに強い徒弟制度。)
→Facebook,Twitter,Instagramで「エキウミ」の最新情報を受け取れます!
【雄三通りで会えるあの人 – 岡田治療院の岡田信行さん】
・第1話 肩こりの原因がどこにあるかはその人次第。うつの治療にも効果的な鍼灸。
・第2話 自転車競技は未経験ながら倍率17倍の競輪学校へ。怪我と向き合った選手時代。
・第3話 競輪選手を引退後、治療の世界へ。競輪業界よりもはるかに強い徒弟制度。
・第4話 突き抜けた人になるには、技術と人間性を磨く必要がある。
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter)
2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。
0コメント