【クーカイのみぽりんさん】「私…待ってます❤©」
「雄三通りで会えるあの人」の4人目は、茅ヶ崎・雄三通りから一本入ったところにある「arecole cuisine クーカイ」のマダムこと「みぽりん」さんです。ちょっと個性的なSNSマーケティングのお話や、百貨店勤務時代のお話、またマスターへの想いについても語っていただきました。ぜひ最後までご覧ください。(全3回)
▼みぽりんさんの経歴
東京で幼少期を過ごし、以降は相模原市で育つ。5人兄弟の真ん中。高校卒業後から百貨店に勤務し、25歳からクーカイで働き始める。マスターが作る美味しいお料理と、みぽりんさんの接客&発信が、20周年を迎えてもなおクーカイのファンを増やし続けている。
※みぽりんさんのSNSはこちら(Instagram, Facebook, Twitter)
※YUZO SELECTION:arecole cuisine クーカイも併せてお読みください
――― 本日はよろしくお願いします。
みぽりん こちらこそ、よろしくお願いします。
――― いつもSNSの投稿を楽しく拝見させていただいております。クーカイさんのお料理やお酒の話にとどまらず、色々と個性的なアプローチで発信されていますよね。
みぽりん 個性的ですかね(笑)
SNSは、「どうせやるなら面白いほうが良いかな」という考え方から、あのような形になっています。
例えば「みぽらんち」というクーカイとは関係ない私のお料理投稿があるのですが、それもどうせご飯をつくるならちょっと面白くして、うっかりフォローしちゃった人たちがクーカイのことを知ってくれたら嬉しいなと思いまして(笑)
↓とある日のみぽらんち
――― あとは、みぽりんさんといえば、独特なキャッチフレーズを駆使しているところも印象的です。
みぽりん キャッチフレーズは、気に止めてもらえるキッカケ作りと、「いつものやつ」を作るということ、あとはオチをつけやすくなるという三つの理由があります。
例えば私がよく使っている「私…待ってます❤©」というのも、正直気持ち悪いじゃないですか。「待ってます」に「❤」なんかつけて(笑)
でもやっぱり目にとまりやすいのと、あとは使い続けていると直接お客さまに伝えたときに「いつものアレを言ってもらえた!」って喜んでいただけたり、モジって真似してくださる方がいたりして、これを続けていて間違ってなかったのかなと思う瞬間はあります。
↓SNS用に写真撮影をしているみぽりんさん
――― 自分でキャッチフレーズを育てられているのですね。
みぽりん もう私にとってSNSは趣味なので、普段そこまで考えているわけではないのですが(笑)
もう何年も前の話ですが、Twitterを始めたら友人曰く「水を得た魚のように」夢中になって、そこで「チガツイ」という茅ヶ崎のtwitterコミュニティがあるのを知りました。私は茅ヶ崎にお友達が少なかったので仕事関係なくお話出来る友達がたくさん出来たのが嬉しかったです。
Twitterは140文字という制限があるので「いかに短くインパクトある文章にするか?」を考えるのが楽しくて、その中で言葉遊びをしていたら、チガツイの仲間に「ミポペディア」という解説サイトまで作っていただいて(笑)
――― そこから今のキャッチフレーズが生まれたと。
みぽりん はい。今ではインスタグラムをメインに発信していますが、SNSで知り合った方々が全国から、「近くに寄ったから」とクーカイに来てくれて、「初めましてなのに初めましてじゃない感じ〜!」って初来店なのにリラックスしてもらえるので、本当にやっていて良かったと思っています。
――― ちなみに、みぽりんさんは投稿するだけじゃなく、Facebook広告も出されたりしていますよね。
みぽりん あれは集客のためというより、実はその仕組みの裏側を知るのが目的でした。ターゲットをあそこまで細かく決めて届けられるなんて、すごいですよね。
それこそインターネットが出始めた頃にBBSとか流行ったじゃないですか。当時は自分でホームページを作ってみて、イラストレーターで描いたイラストを載せたり、デザインした 布小物を載せたりしていました。インターネットを使い始めた当初は本当に自分の趣味だけでした(笑)
それがだんだんとお店の割合も増えて来ちゃって。今のSNSは自分のページに知りたい情報が届く。便利になりましたよね(笑)
↓当時みぽりんさんが描いていたイラスト
――― そういった好奇心や創造性が、いまのみぽりんさんの投稿に繋がっているのですね。
みぽりん 人を傷つけたり、落としたりしてはいけないとか、そういう最低限のルールを守っていれば、SNSは世界が広がるしすごく楽しいものだと思います。私の場合ちょっとふざけ過ぎている気もしますが(笑)
ただ私がふざけられるのはマスターが本当に美味しい料理を作ってくれるから、その前提があるからできることなので、マスターには本当に感謝しています。
ちょっとやり過ぎてクーカイのイメージダウンをさせている可能性があるのは否めませんが(笑)
――― 個人的にとても印象に残っているのが、9月下旬の深夜0時を過ぎた頃に「超真面目な話してるマスター。」というたった一文の投稿がありましたよね(笑)
みぽりん ありましたね(笑)
SNSは仕事とプライベートの両面が混在しているので、マスターを軽くいじるのもギリギリセーフかなと思って投稿したのだと思います(笑)
――― あの投稿は、おふたりの仲の良さというか、絆のようなものが感じられて、私はクーカイファンが好きなタイプの発信だと思いました。
みぽりん マスターっていつもふざけたり冗談ばかり言うことが多いのですが、みぽりんとしてワザとマスターの人間くさいところを見せるのもありなのかなと思います。
マスターは料理を褒められたときに、照れ隠しで「レンジでチンしてるだけだよ!カニチャー(カニチャーハン)なんて中華鍋叩いて音だけ出してるからね〜!」とか言ったりするんです(笑)
そんな時、「本当はすごく真面目な人なんですよ」というのをみぽりんとしてフォローしたくなったりします。
マスターからしたら余計なことかも知れませんが(笑)
(次回につづく→かつての「女性と仕事」。そしてクーカイのマダムに。)
→Facebook,Twitter,Instagramで「エキウミ」の最新情報を受け取れます!
【雄三通りで会えるあの人:クーカイのみぽりんさん】
・第1話 クーカイのみぽりん「私…待ってます❤©」
・第2話 かつての「女性と仕事」。そしてクーカイのマダムに。
・第3話 「"みぽりん"はクーカイがあってこそ、ですから。」
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter)
2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。
0コメント