【チガサキベンチャーズのピンキーさん】茅ヶ崎に起業家の「トキワ荘」を創りたい。

茅ヶ崎にいるWEBやITの業界にいる方にお話を伺う「ちがさきのIT界隈」。最初にご登場をいただくのはチガサキベンチャーズのピンキーこと荒井宏之さんです。ご覧の通り、ピンク色がトレードマークのピンキーさんは、ITを活用した新規事業系の経営コンサルをされています。茅ヶ崎をITの力で盛り上げたいというピンキーさんのお話を、ぜひ最後までお読みください。(全2話)




■茅ヶ崎に起業家の「トキワ荘」を創りたい


――― 本日はよろしくお願いします。


ピンキー よろしくお願いします。


――― ピンク色の服なので遠くからでもすぐにわかりました(笑)


ピンキー ありがとうございます(笑)


――― まずはピンキーさんがどんな活動をされている方なのか教えてください。


ピンキー はい。スタートアップのハンズオン支援として経営戦略やマーケティング戦略のお手伝いをするかたわら、大企業から地方の中小企業まで、さまざまな新規事業の経営コンサルをしています。

案件としてはITを絡めたご相談が多いですね。


――― 茅ヶ崎にもそういう案件は多いのですか。


ピンキー 現状は都内がメインで、ときどき大阪などでもお仕事をしています。

ただせっかく茅ヶ崎に住んでいることもあるので、知見を活かして茅ヶ崎へも貢献したいと強く思うようになりました。


――― 会社名も「チガサキベンチャーズ」ですね。


ピンキー はい、もう茅ヶ崎に骨をうずめるつもりで名前をつけました(笑)

茅ヶ崎在住で、スタートアップ界隈でも大先輩かつ茅ヶ崎創業のスタートアップ経営者に中川亮さんという方がいるんですね。

彼を中心に30~40代の茅ヶ崎在住経営者や経営経験者で飲みながらよく話すのですが、茅ヶ崎をスタートアップやフリーランスで盛り上げたいんですよね。


↓中川亮さんとピンキーさん


ピンキー 茅ケ崎って環境が良くて、しかも東京に一時間で行けるっていう土地柄のおかげで優秀な方が集まりやすいじゃないですか。

だから茅ヶ崎をスタートアップが生まれる環境にしたいというのはあります。

茅ヶ崎に起業家の「トキワ荘」を創りたいなって。


――― すごく良いと思います。


ピンキー あともう一つ茅ヶ崎が適していると思っている理由があって、それがサーフィン文化なんですけど。

朝、波に乗って「ネイチャーと一体化する」っていうことができるじゃないですか。


――― ネイチャー!(笑)


ピンキー そう、あえてのネイチャーです(笑)

というのも、日本人って未来を思い描いて、新しいテクノロジーを生み出すのが得意なはずだと思っていて。

西洋的な効率化とか再現性を追求した手法論って、あくまでも「失敗確率を下げる」だけであって、「成功確率を高める」わけじゃないなと思うわけです。


――― はい。


ピンキー それって日本人じゃなくてもできるから、日本人が得意なことをしましょうと。

つまり自分自身と向き合うという「禅」的な思想が中心にあると思うんです。

特に戦争を経験してない僕らぐらいの世代にとっては、強烈な一律の原体験がないなかで、もはや超個人的な原体験と向き合うしかないと思っているんです。


――― たしかに原体験というのは重要なキーワードですよね。


ピンキー そんななかでサーフィンってネイチャーの力を感じながら、波を待ちつつ自分と向き合う時間が持てるじゃないですか。

一日の始まりにそういう時間が取れるって結構すごいことだと思っていて、自然と原体験について思いをはせることもできる。


――― やはりピンキーさんも波に揺られながら内省をされているんですか。


ピンキー いや、僕はサーフィンやらないんですけど(笑)


――― ちょっと!(笑)


ピンキー やろうやろうと思っているんですが…ちょっと忙しくて(笑)


■過去の延長線上に未来はない


――― この「エキウミ」は雄三通りの魅力向上を目指しているんですが、ITの力でなにかできることってありますか。


ピンキー 雄三通りだと魚卓さんはめっちゃ行きつけです!魚卓寿司大好きです。

そうですね…商店街×ITでパッと思いつくのは仮装通貨とかスマホ決済とか。


――― なるほど。


ピンキー そういうアイディアは出せますけど、本当はその前にゴール設定が大事ですよね。

ゴールをどこに設定するかで課題も変わってくるわけで、商店街が持つ課題を解決する一手段としてITを使う、というのを考えると良いかなと。

ITっていうのはあくまで手段なので、どういうゴールを目指すかによってなににITを使うのかは変わってきます。


――― ゴール設定ですか。


ピンキー そう、過去の延長線上に未来はないから、まずはゴールを決めないと。

最初に設定するゴールに良し悪しはないと思っていて、まず仮でも良いからゴールを置くことが大事です。

あ、なんかいま僕コンサルっぽいですね(笑)


――― コンサルじゃないですか(笑)


ピンキー まさにこういう会話を普段からしていて、なんのためにやっていて、なにを目指してるのかを紐解くんです。

ゴールが決まりさえすれば戦略っておのずと決まってくるんですよ。


――― なるほど。


ピンキー コンサルの仕事をしているとすぐに解決策を求めてくる方がいるんですけど、そうじゃないんです。

ITっぽくいうとなんにでも効果があるような「シルバーバレット(特効薬)」はないわけで、ゴールを決めるところから始まると思います。


■茅ヶ崎のIT界隈で学生を育てる


――― あの、相談しても良いですか。たとえばこのエキウミで言えば、「雄三通りを基点に人と人をつなぐ」ことを目指しています。ただせっかく素敵な方々と個別につながることができても、その方同士がうまくつながるにはどうしたら良いでしょうか。


ピンキー なるほど。そこは二つあると思っていて、一つは顔を合わせる場としてのイベント。

もう一つはたとえばFacebookでグループをつくってみて、コミュニティ化するのはアリかも知れませんね。


――― 実はエキウミに出てくださった方に入っていただいている非公開のFacebookグループはあるんですが…まったく運用できてなくて。


ピンキー あーそれはもったいないですね。

せっかく面白い方々が集まっているので、そこは「コミュニティマネージャー」がいた方が良いです。

そういうのが得意な人って年齢関係なくて、なんならやる気のある学生とかに任せたら面白いと思います。

それを茅ケ崎のIT界隈の人たちがバックアップするようなことができたらその学生にとっても成長の機会になるし、最高じゃないですか。


――― それ良いですね!募集したいです。ところでピンキーさんは「トキワ荘」とか学生のバックアップとか、そういう頑張る人の支援に関心がおありなんですね。


ピンキー そうですね。まさに僕がやりたいことの軸はそこなんです。


――― 次回はその辺りのお話を詳しく伺いたいと思います。


(次回につづく→次の世代に残せるようなイノベーションを起こす。


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【ちがさきのIT界隈】チガサキベンチャーズのピンキーさん

・第1話 茅ヶ崎に起業家の「トキワ荘」を創りたい。

・第2話 次の世代に残せるようなイノベーションを起こす。




▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter

2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。東海岸商店会の公式サイトの運営や、ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。

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