【日本音楽制作者連盟の安部次郎さん】週二日東京勤務、ほぼ毎日サーフィンという、茅ヶ崎の暮らし。


(前回の記事はこちら→好きなことでインプットし、飯のタネをつくる。「ブレッド&バター」のマネジメントに奔走した20代。


――― 次郎さんは、この「エキウミ」のロゴを描いていただいたキャラクターデザイナーRYU AMBEさんの父でありプロデューサーでもあります。その辺りのお話を伺えますか。


安部 本人も言っていたと思うけど、RYUは子どもの頃からとにかく絵を描くのが好きでした。

ぼくは音楽業界で生きてきたからアートの専門家ではないけれど、マネジメント業やプロデュース業をやってきたので、そういうところで彼の後押しはできるんじゃないかということで、「Childish Mind Designs」という事務所を作りました。


――― その社名は、商業的なことではなくアーティストとしての純粋な気持ちで絵を描きたいという思いが込められているのでしょうか。


安部 うーん、というよりは、「RYUが描くキャラクターは子ども心のままに描いているよね」っていうのを妹のSAORIが言っていて、それが社名になったという感じですね。

たぶんRYU本人はそんなこと意識していないと思うんだけどね。


↓SAORIさんと安部次郎さん


――― そうだったのですね。たしかSAORIさんはRYUさんのマネージャーも務められていますよね。


安部 そうそう。あんまり親父が出てくると嫌でしょ、相手からしたら。僕もやだし(笑)

そうならないように、SAORI に立ってもらって、ぼくは裏方としてバックヤードのところをちゃんとする、という形にしています。


――― 次郎さんがやられてきたプロデュース業や、権利を守るといったご経験がすごく活かされているのでしょうね。


安部 そう言えるほどのことでもないですが、結局は音楽業界でやってきたような原石を磨いて付加価値をつけて、人に見てもらって評価をいただいて、というようなことかなと。

音楽制作も最初はスリーコードから始まって、アレンジャーが加わって、もっとこうした 方が伝わるとか、コード進行がこの方がかっこ良いとかってやる。

そこで出来た作品は、露出媒体 はまず紙だとかラジオだとか、そうやってユーザーに伝えて行くわけで、似てるかなぁとは思う。


――― なるほど。そういう工程を抽象化して、デザインの世界に応用させているわけですね。


安部 そうですね。RYUの場合は、育った街でもある茅ヶ崎とデザイン的にマッチしそうだからエリアマーケに力を入れようということで、ステッカーを配って貼ってもらったり、壁に描かせてもらったり、そういうところから広げていきました。


――― 茅ヶ崎駅南口のメイン通りである雄三通りにも、多くの絵が描かれていますし、冒頭に言った通りこの「エキウミ」のロゴもお願いしました。


↓エキウミのロゴ(左)とスーパーたまやの壁画(右)。いずれもRYU AMBEさんの作品


安部 エキウミさんのロゴは、ぼくが言うのもなんだけど良いですよね(笑)

「雄三通りの安全安心というコンセプトをしっかりかみ砕いた上で描かれていて、これについてはぼくはまったく意見をしていないけれど、個人的にも気に入っています。


――― そういった活動を通じて、次郎さんご自身にも新しい繋がりができてきそうですね。


安部 そうですね。あと、自分のなかで一番良いのは、やっぱり茅ヶ崎で波乗りをしているときに繋がる人たちですよ。

いまは週に二回ぐらい仕事で東京に行って、あとは適度な波がある時は、だいたい海に入るんだけど、やっぱり知り合いが増えるでしょ。

普段何しているのかも知らないし、名前すら知らない人たちと「どうもどうも」って挨拶し 合えるゆるい繋がりって最高ですよ(笑)


――― サーフィンは昔からやられているのですか。


安部 若いころに2~3年やってたぐらいで、それはもう全然下手なのよ(笑)

3年前ぐらいからロングならできるかなって思って再チャレンジして、最初大変だったの。周りに迷惑がられちゃって(笑)

茅ヶ崎に住んで、毎日のように下手だけど大好きなサーフィンをやれて、この歳になっても少しずつ新しい仲間が増えて。これが一番最高!(笑)


――― 最高ですか(笑)


安部 そう、だからあなたもやったら良いよ。ね? 次は海で会いましょう(笑)


――― わかりました(笑)インタビューは以上です。楽しいお話をありがとうございました。


(おしまい)


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▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter

2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。

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