【CIELOフットボールクラブの森谷純司さん】子どもと保護者のことを第一に考える茅ヶ崎のサッカースクール
「茅ヶ崎で暮らす人」のシリーズ7人目は、茅ヶ崎市内でサッカースクールを運営されている森谷純司さんにご登場いただきます。茅ヶ崎生まれ、茅ヶ崎育ちの森谷さんが挑戦されている「子どもや保護者のことを第一に考えた仕組み」について詳しく伺いましたので、ぜひ最後までお読みください。
――― 本日はよろしくお願いします。
森谷 よろしくお願いします!
――― まずは、森谷さんが運営されている「CIELO(シエロ)」の特徴について伺えますか。
森谷 はい。CIELOの特徴はいくつかあるのですが、まず「月謝制ではなく回数制」というところがあげられます。
――― 毎月定額を支払うのではなく、参加回数に応じて支払う仕組みということですね。
森谷 そうです。月謝制だと保護者さんからしたら「せっかくお金を払っているから」という理由から休ませにくくなったりしますよね。
一番良くないのは、子どもがサッカーをやれない日、やりたくない日にも無理に行かせてしまうことで体を壊したり、サッカーを嫌いになったりしてしまうことです。
――― 保護者の立場からしても、当番があると大変なので最初からサッカーをやらせないということもありますよね。
森谷 そうなんです。回数制であれば本当に行きたいときだけ行けるということができます。
CIELOは月曜から金曜まで毎日練習がありますし、土日も月に3回程度行っていますので、曜日の都合もつけやすいです。
また送り迎えもしていますので、忙しい保護者さんにとっては助かるのではないでしょうか。
――― それは良いですね。
森谷 ですから練習には基本的に前向きな姿勢の子たちが集まりますし、保護者さんにも余裕が生まれるので、良い雰囲気で指導ができていると思います。
↓砂浜での練習の様子
――― 一方で、余計なお世話ですが、経営的には回数制だとリスクが高いですよね。気に入らなければすぐに来なくなってしまうわけで。
森谷 そうですね…(笑)
CIELOは妻や友人など、女性の意見を聞きながら作り上げているのですが、やはり回数制の方が助かるという意見が多かったので、それでやってみようと思いました。
――― そうなると一回一回がより真剣勝負になってくると思うのですが、どんなことに気をつけて指導をされていますか。
森谷 一番気をつけていることは、シンプルなことですが「一人ひとりに合った指導をする」というところです。
それは年齢やサッカーのスキルに応じた指導という部分もありますが、同時にその子がどんな性格で、どういう接し方・伝え方をすればやる気がでるのか、成長ができるのか、というところが最も重要だと思っています。
――― 人として成長をして欲しいということですね。
森谷 はい。当然サッカーがうまくなることも重要ですし、そのために指導法の勉強はいまでも続けています。
ただ現実問題として、大人になってサッカーで生計を立てられる人はあまり多くありません。
だからこそ、子どもたちにとってはサッカーを通じて「自尊心を育むこと」、そして「自分の頭で考える人間になること」が重要だと思うのです。
――― なるほど。
森谷 ですので、指導中はどうやったらその子の心が動くのかを常に考えています。
CIELOでは春と夏に泊まりの合宿を開催したり、日帰りの遠足・キャンプを企画したりするのですが、それも保護者さんが助かるだろうという思いと、あとは子どもたちの性格をより知るためという二つの目的があります。
そういったことを通じて、「ちゃんと自分を見ていてもらえている」という意識を持ってもらうための言葉や、その子が成長できるきっかけの言葉は何か、そんなことを考えています。
――― 「子どもと保護者のことを第一に考える」というCIELOの理念・魅力がとても伝わるお話でした。次回は森谷さんがCIELOを始めるきっかけや、今後の展望について伺いたいと思います。
(次回に続く→保育園や学童のような場を作り、自分の頭で考える人を育てたい)
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【湘南・茅ヶ崎で暮らす人:CIELOフットボールクラブの森谷純司さん】
・第1話 子どもと保護者のことを第一に考える茅ヶ崎のサッカースクール
・第2話 保育園や学童のような場を作り、自分の頭で考える人を育てたい
▼CIELOフットボールクラブ
練習日時:月曜~金曜(幼児・小学校1,2年生・小学校3~6年生の三部制)※土日は月に3回程度実施/練習場所:茅ヶ崎市総合体育館や円蔵、柳島、サザンビーチなど/TEL:070-2187-4860/MAIL:cielo20132013@ezweb.ne.jp/Instagram
※場所や時間は曜日により変動するので、お気軽にお問い合わせください
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter)
2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。
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