【Peanutの湘南日記の、Peanutさん】きっかけは「シャッター街」。地域ブログを育てる方法と、その葛藤。


茅ヶ崎のことを発信する方にご登場いただく「茅ヶ崎を伝える人」の初回は、人気ブログ「Peanutの湘南日記」を運営されているPeanutさんにお話を伺いました。日に2,000~3,000ものアクセス数を稼ぐブログを運営する上でのこだわりや葛藤、これまでのご経歴、今後の展望について伺いました。(全3話)




――― 本日はよろしくお願いします。


Peanut よろしくお願いします。黒糖茶房さんは私のお気に入りのお店なので来られて嬉しいです。 

(※インタビューは茅ヶ崎・雄三通りの黒糖茶房で行われました)


――― ブログでも黒糖茶房さんは何度か取り上げられていますよね。今回はそのブログについて伺っていきたいと思いますが、いまや「Peanutの湘南日記」と言えば茅ヶ崎を代表するブログですよね。そうなれた理由は何だと思われますか。


Peanut 代表するというのは言い過ぎだと思いますが(笑)

お友達やコメントをくださる方のご意見から感じるのは、「信用できる」と思っていただけている部分が大きいようです。

まず体験したことしか書かないのと、あとはお金をいただくことが一切ないので嘘をつかないで済んでいるというのもあります。


――― 「嘘がない」ことが価値になっているのですね。もし仮に、自分が飲食店を始めたら、Peanutさんに来ていただいてブログ記事にして欲しいと思ってしまいますが、そういう依頼は来ませんか。


Peanut ありますが、お店の方から「来て欲しい」と言われてしまうと、逆に行くのをためらってしまう気持ちの方が強くなってしまいます。

感じたままに書けなくなると、私のブログを信用して読みに来てくれている方を裏切ることにもなりますし、自分自身が楽しめなくなってしまうからです。


▼Peanutの湘南日記


――― アクセス数は一日2,000~3,000もありますよね。正直に書いているからこその数字であると同時に、その影響について考えることはありますか。


Peanut はい、正直に言えばアクセス数が850ぐらいの頃の方が気軽に書けていたのですが、最近は書いてから公開するまで悩む時間が増えています。

もちろん誹謗中傷は書かないように気をつけていますが、お店についてネガティブ寄りのことを書くことはあります。

そんなとき、コメントで「どう責任を取るんですか」と書かれたことはあります。


――― なるほど。そういうのって結構落ち込みますよね。


Peanut そうですね。そんな時に私が心がけていることとしては、後日「良くなった」という噂を聞けば、早めに再度行ってみてもう一度ブログに書くようにはしています。

私にとってブログは趣味ですが、茅ヶ崎の活性化というところも少なからず想いとしてはありますので、その葛藤は常に持っています。


――― その「茅ヶ崎の活性化」についてもう少し伺えますか。


Peanut そもそも私がこのブログを始めたのは、笑ってしまうような話なのですが、夫から「茅ヶ崎をシャッター街にしないためにブログを書いて」と言われたのがきっかけでした(笑)


――― それは…いきなり荷が重いですね(笑) 


Peanut ですよね(笑)私もそう思います。 夫の好きな街がシャッター街になってしまったのを見て、彼の地元であるこの茅ヶ崎をそうしたくないと思ったようです。

今でも自分ひとりでそんな大それたことができるとは思っていませんが、茅ヶ崎の友達が私のブログを読んで、「チェーン店だけではなく、個人経営のお店にもよく行くようになった」という話を聞くと、嬉しくなります。


――― それは素敵ですね。次回はブログを始めるまでのお話を伺いたいと思います。


(次回につづく→3年で会社を辞めて、英語教室の立ち上げへ。夢中になれるものに力を注ぐ。) 


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▼インタビュー・編集 小野寺将人(BlogFacebook / Twitter

2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。

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