【おイシイ農園(ミニトマト専門農家)の石井政輝さん】茅ヶ崎産のブランド価値が高まれば、茅ヶ崎の価値も高まる
(前回の記事はこちら→地域貢献は「地域のため」か、「自分のため」か。)
――― 石井さんの今後の展望を教えていただけますか。
石井 ミニトマトを作ることは今後も変わらないので、より美味しく、より面白くしていきたいです。
おイシイ農園のミニトマトは7色あるので、色々なことが表現できます。
例えばハロウィンなら紫とオレンジと黒のトマトとか、クリスマスなら赤・緑・白でなにかしてみたりとか、バレンタインデーにあわせてチョコレート色を作ってみたり。
――― 実際にそういった取り組みをされているのですか。
石井 はい。時代が追いついて来ないせいで、普通に赤の方が売れるんですけどね(笑)
▼カラフルなミニトマト
――― それは残念です(笑)茅ヶ崎との関わり方についてはいかがでしょうか。
石井 よく思うのは、茅ヶ崎というものにより価値が生まれれば、茅ヶ崎産というものにも価値が生まれますよね。もちろんその逆もあると思います。
ミニトマトでたとえると、「お弁当のミニトマトが美味しければ、お弁当全体の評価も上がる」はすだと(笑)
――― たしかにミニトマトはお弁当の象徴的なアイテムなので、お弁当自体のブランド価値を左右しますね。
石井 たとえメインでなくとも、その一粒に価値をもたせることで、お弁当全体の価値が上がるということは、それを街づくりに置き換えても同じことで、茅ヶ崎産の価値を上げること自体が、地域への貢献に繋がると思います。
――― なるほど。
石井 あと、茅ヶ崎は探せば割と何でもありますよね。
その中でも特に「人」はすごいと思っていて、都会でもないのに文化人や様々な分野のプロフェッショナルが多いため、何か困ったときや始めたいときに頼れる人が必ずいます。
こういった人たちがもっと繋がって、何か起こしていけたら茅ヶ崎がもっと面白い街になっていくのではないでしょうか。
――― おっしゃる通りだと思います。「エキウミ」でも様々な方をご紹介するなかで、人の繋がりがゆるやかに繋がって行くことを目指しています。インタビューは以上です。ありがとうございました。
(おしまい)
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【Think Chigasaki:おイシイ農園(ミニトマト専門農家)の石井さん】
・第1話 神奈川県で唯一のミニトマト専門農家。16代目農園主が語る農業と農協と地産池消。
・第2話 人生の岐路となったX-JAPAN hideの死去と、農業に活きるギター作り。
・第3話 お客さま目線の農業。販売からスタートしたことが現在の強みに。
・第5話 茅ヶ崎産のブランド価値が高まれば、茅ヶ崎の価値も高まる
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter)
2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。
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