【Plenty's(プレンティーズ)の長谷川裕さん】毎日がスタートのお店を作りたい
(前回の記事はこちら→頼まれたら、引き受ける。)
――― Plenty’sは今や、本店とテラスモール湘南以外にも、小田急百貨店の新宿本店や、茅ヶ崎の雄三通りと鉄砲道が交差するところにも新店舗を構えています。
長谷川 Plenty’sは"茅ヶ崎にある小さなアイスクリーム屋"に過ぎないのに、百貨店からお声がけをいただいたり、本店の近くに2店舗目を構えられるようになったことは感慨深いものがあります。
本当に支えてくださる皆さまのおかげだと思っています。
――― 今後も店舗は増やしていく予定なのでしょうか?
長谷川 最近は1~2年刻みで立て続けに店舗を出していて、正直追いついていない部分があります。
特に2017年2月に開店したプレンティーズパーラーについては、まだコンセプトが固まりきってない状態で進めてしまっているので、いまブラッシュアップをしているところです。
↓プレンティーズパーラー
――― プレンティーズパーラーは立地としても、外壁に描かれたかとうくみさんのイラストや石井千晶さんのステンドグラスにしても、茅ヶ崎において非常に存在感のあるお店だと思いますが、今後どのようにしていきたいですか?
長谷川 今後は、毎日変化があるようなお店にしたいと思っています。
例えば「今日は魚卓さんから取り寄せたマンゴーが美味しいですよ」とか、目の前でワッフルが焼けるようにしてライブ感を出したりとか。
――― それは面白いコンセプトですね。
長谷川 お店ってオープンがゴールみたいなところがあるんですが、プレンティーズパーラーはずっとスタートのお店にしたい。トライし続けるようなイメージです。
――― 近くにある本店とはまったく違うお店になりそうです。
長谷川 Plenty’sって、茅ヶ崎の人にとってはアイス屋さんだけど、辻堂のテラスモールにしか行かない人にとっては、クレープ屋さんのイメージが強いんです。
プレンティーズパーラーも、そういうまったく別のものにしていきたいです。
――― そうやって、いまは既存の店舗を磨きこんでいきたいのですね。
長谷川 そうですね。あとは、「自分にとっての幸せとは何か?」みたいな話になってくるんですけど、やっぱりお客さんと接することを改めてちゃんとやっていきたいなと。
学生時代の商店街の人たちや、平塚の居酒屋さんでのやりとりがあった日々が忘れられなくて、そういう地域に根ざしたお店というのはやっぱり良いなと思います。
↓居酒屋時代の長谷川さん
――― なるほど。
長谷川 ビジネスとして割り切って、お客さんとの関係性を適度に保ちつつやっていくという選択肢もあるとは思うんですが、やっぱり個人的にはできるだけお客さんとの関係性を深めていく方に価値を感じる部分はあります。
――― 最後に、長谷川さんは商工会議所や商店会連合会、青年会議所などの活動にも積極的に参加されています。最近では雄三通りの大部分を占める「東海岸商店会」の会長もされていますが、今後この雄三通りをどのようにしていきたいですか。
長谷川 雄三通りは車と自転車と歩行者がそれぞれ多い道ですので、安心安全の向上は取り組んで行きたいです。
子どもがアイスを食べながらゆっくり歩けるような、そういう通りになったら良いなと思います。
あとは商店同士の繋がり強化についても積極的に働きかけをして行って、活気のある商店街にしたいと思っています。
――― 雄三通りは南側の大通りなので、皆が期待していると思います。インタビューは以上です。ありがとうございました。
(おしまい)
【雄三通りで会える人 Plenty’sの長谷川さん】
・1話目 茅ヶ崎のアイスクリーム屋さんと言えばPlenty’s
・2話目 商店街で育った学生時代
・3話目 頼まれたら、引き受ける。
・4話目 毎日がスタートのお店を作りたい
▼インタビュー:亀井有希(Facebook / Instagram)
2012年、茅ヶ崎市に移住。一児の女の子の母。テーブルウェアデザイン&コーディネーター。and Karentを主宰し、ポーセラーツの製作・販売を行う。湘南で海を感じて暮らしヘルシーな日々を楽しむ女史たちの湘南healthistaで活動(ライフスタイル提案型MerMarcheで定期的にイベント実施)。
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter)
2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。
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