【Smileの良子さん】「りょうさん」に会いたくなる。笑顔が生まれる雄三通りの雑貨屋。
雄三通りにお店を出されている方にご登場いただく「雄三通りで会えるあの人」の今回は、雑貨屋を営む「Smile(スマイル)」のりょうさんです。 雑貨屋の枠を超えたサードプレイスとしての空間づくり、主婦から独立までのエピソードなど興味深いお話を伺いました。ぜひ最後までお読みください。(全2話)
■不思議な繋がりが生まれる場所
――― 本日はよろしくお願いします
良子 よろしくお願いします!
――― Smileさん=雑貨屋のイメージでしたが、これはバーカウンターですか?
良子 形態としては、雑貨屋。アパレル、オリジナルブランドも販売してます。お客様とも話せるように、このカウンターでお酒やお茶も提供してます。
――― お客様との会話が生まれやすい空間なんですね!
良子 入りづらい店と思いきや、(私の)子どもからも「ママのおうちだね〜」って言われるくらい、アットホーム感があると言われます。
ここ(Smile)を見て入ってきてくれる方は全員ウェルカムです!常連さんは、好きなものを買ってきて、ここ(カウンター)で食べながら話して帰られます(笑)
――― すごいフリースタイルです(笑)
良子 フラッと立ち寄って、常連になってくれる方も多くて。
初対面のお客様でも深い話ができたり、常連さん同士ここで繋がって結婚したり。不思議な繋がりが生まれる場所なんです。
■限りあるスペースで、できることをやる
――― もはや雑貨屋の概念を覆しています・・これは、小さい子ども用の椅子ですか?
良子 はい。子連れの方にも気軽に来て欲しくて。私が育児で苦労したから、その悩みが分かります。だからこの中で、私ができることをやる。
――― なるほど、、
良子 何かに悩みながら来店されたのもきっと何かのご縁。
話聞くくらいしかできないけど、その方のためになることをしたいんです。
――― 限りあるスペースで、お客様に全力で向き合っているんですね
良子 「りょうちゃんのところに来れば元気もらえるのよ」って笑顔で言ってもらえるのが本当にやりがいで。生きてて良かった〜って心から想えます。
――― その想いが、お店の名前(Smile)にも由来しているんですね
良子 私の一番の幸せは、皆んなが笑顔になっているとき。だから、私の周りの人みーんなに笑顔になってもらいたい。そのための手段としてお店をやっています。
――― そんなに強く、人を笑顔にしたいって想えるってすごいです。
良子 先日ふと小学生時代の文集を見てたんです。そしたら私の印象で「りょうちゃんは、いつもニコニコしています」とか、良いところ「ニコニコ笑っているところ」って、そればかり書かれてて(笑)
――― 人を笑顔にしたい気持ちは小さい頃から、、
良子 意識がないけど、昔からずっと思ってたんだと思う。
――― "りょうさんと話したい・会いたい”が目的で来られる方が多い理由が分かるような気がします。
良子 確かに話しに来てくれる方がほとんどかも。その帰りに誰かにプレゼントを買って行かれる方が多いです。
■みんなのためにお店をやる
――― 置いてある商品もとても可愛いです
良子 ハワイに知り合いがいるからそこで買って、好きなものを並べています。
あとは開業時にお手伝いします、と手をあげてくれた方から商品を発注。オリジナル商品は、デザイナーの知人と一緒に考えて作ったものです。
――― 店内の商品にも、しっかりこだわっているんですね。
良子 “海を感じられる”がテーマで、こだわりしかありません!だって、自分も着たいもん(笑)
本当はもっとこだわりたいんです。でもスキルがないから、今はお客様と喋ってることの方が多いです。
――― なるほど。それにしても、いろんな方がお店の商品に関わっているんですね。
良子 いい人っぽい発言になりますが、このお店は一人でやってるけど、自分というより、みんなのためにやっているんです。
――― みんなのため、、
良子 お店の商品が売れて、委託の方々や、購入してくれたお客様、みんな笑顔になってくれたらそれだけで満足で。
――― なるほど、、本当に素敵です。りょうさん、出身は茅ヶ崎なんでしたっけ?
良子 茨城県です。これまで住まいを転々としてて、一人目産んでまた物件探してたらご縁で、茅ヶ崎に。もう住んで15年くらい。
――― 茅ヶ崎には結構長く住まれているんですね。
良子 海が大好きでね、サーフィンどハマり(笑)
ウェットスーツ着て海に入りたい!っていつも思ってるから、お店は家事して海行ってから開けて、夕飯に合わせて閉めます。
――― 茅ヶ崎らしいライフスタイルですね
良子 昨日も15時半くらいに、海入りたい!って思ってこっそり閉めるっていうくらい自由に、ありえないことをしています(笑)
――― フリースタイルでありながら、サードプレイス(心地よい居場所)を提供されているりょうさんの魅力がよくわかるお話でした。次回は、お店の創業までのエピソードをお届けします。
(次回につづく)
▼インタビュー・編集 瀬野尾友美
東京出身。これまで他拠点でウェディングプランナー、ホテルでのコンサルタントを経験。仕事だけの人生ではなく、より豊かな暮らしに興味を持つ。昨年末に退職後、縁もゆかりもなかった茅ヶ崎に移住。住んで1週間で茅ヶ崎の虜に。茅ヶ崎のマチ、ヒトの魅力を発進したいと思い立ち「エキウミ」に参加。
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