【ゆうゆう保育園の齋藤綾子さん】「大好きだから」行きたくなる。海まで歩いて行ける雄三通りの保育園。

2014年8月、雄三通りの真ん中に誕生した「ゆうゆう保育園」。ご自身も雄三通りの近くで子育て中のママである齋藤綾子園長にお話を伺いました。雄三通りに飛び交う子どもたちの明るい声から伝わる愛に溢れる保育と、開園までの道のり。ママたちの悩みを解決するために保育園で取り組みたいこととは。全2話でお届けします。




■茅ヶ崎・雄三通りの小規模認可保育園「ゆうゆう保育園」


――― 実はご近所さんで齋藤先生のことはよく存じているのですが(笑)、改めてゆうゆう保育園のことを教えていただけますか?


齋藤 はい、改めて(笑)

この保育園は主人と二人で2014年8月1日に開園しました。


――― ちょうど、おとといで5年を迎えられたんですね!おめでとうございます!(※取材当日2019年8月3日)


齋藤 ありがとうございます(笑)

保育園の名前も二人で考えたんですが、友達をいっぱいつくって(友)、いっぱい遊んでほしい(遊)という想いを込めています。

当初は認可外保育園として開園して、2017年4月からは0歳児から2歳児までを対象にした定員19名の「小規模認可保育園」として運営しています。


――― 開園して3年弱で認可保育園になったのですね!すごい・・。人数もそれほど多すぎず、すごくアットホームな感じがしますね。


齋藤 そうですね。


――― 先生方はどのくらいいらっしゃるんですか?


齋藤 1日の保育では8名の勤務体制をとっています。

パート勤務の方を含めて19名の保育士有資格者とそのほかに保育補助、調理の方々で連携しながら保育をしています。

職員は30代から60代くらいで、保育経験が豊富な方もいますよ。


――― 保育士資格を持った先生方がたくさんいらっしゃるんですね。


齋藤 はい。月曜日から土曜日まで開園していて、朝は7時から、延長保育は夜7時まで、保護者の皆さんのお仕事に合わせて子どもたちをお預かりしています。

職員も多いので日々引き継ぎをしながら保育をしていますね。


↓取材当日は、なつまつりを開催されていました


■理念は「愛」を大切にする保育


――― ゆうゆう保育園はどのような方針の保育をしているのでしょうか?


齋藤 保育理念があるので持ってきますね。



――― 愛、心、身・・・3つの漢字が充てられていますね。


齋藤 はい。この中でも、私は「愛」を一番大切にしています。

いま、園長をしていますが、実は私は保育業界ににずっといたわけではなんです。


――― そうでしたね。


齋藤 私自身も5歳と8歳の息子2人の子育て真っ最中で。子育てしている中で色々感じていて・・・愛って無償のものじゃないですか。


――― ええ。


齋藤 その愛がなければ何も生まれてこないと思っていて。

子どもたちに対する愛も大切なんですけど、社員間とか、それから子どもたちの保護者の皆さんとか。


――― 周りへの愛ということですか?


齋藤 そうなんです、みんなに対しての愛ですね(笑)

やっぱりそういう愛を持った気持ちを大事にしてほしい。そんな想いも込められています。


――― 保護者の皆さんへも愛を持って手を差し伸べて、一緒に子どもたちを育てていく・・そんなイメージでしょうか。


齋藤 そうですね。保護者の皆さんの支えにもなれたらと思っています。



■「大好きだから」行きたくなる保育園に


――― 駅前というのもあって園庭が広くはないと思いますが、外遊びはどこでしているんですか?


齋藤 図書館の隣にある高砂緑地とか、住宅街の中にあるはまかぜ公園とか。

あとは雄三通りをまっすぐ行って、海まで行ったりしますね。


――― 1−2歳の子たちが海まで歩けちゃうんですね!!


齋藤 1歳はまだバギーですけど、2歳以上は、夏が終わると体力がだいぶついてくるので歩いていけるんですよ。

歩いたあとに、砂浜で競争したり、海に向かって石を投げたり、おもいっきり身体を動かしますね。


――― 1−2歳児ですごい体力ですね(笑)他にはどのような保育をされてるのですか?


齋藤 今の夏の時期だと、園の前のスペースで水遊びをしています。

実は、水遊びだけじゃなくて、絵の具を使って大胆に窓ガラスに絵を描いているんでるよ(笑)


――― そうなんですか!保育園だからこそできる遊びという感じですね(笑)


齋藤 はい(笑)

そういう、ご家庭ではなかなか体験できないことを楽しみながらさせてあげたいと思っています。


――― 確かに家ではできないですよね。お家でできないことをするという方針ががあるのでしょうか?


齋藤 確かにそういうことが多いかもしれません。

一緒に楽しみながら遊ばせてあげたいのもありますが、もともと子供たちに「保育園大好きだから行きたい」と思ってくれるようにしたくて。

毎日泣いて登園なんてことになると、保護者の方も困っちゃうじゃないですか。


――― そうですよね・・。保護者の方も仕事に行かなきゃならないのに、後ろ髪引かれるというか・・。


齋藤 そう、そうなると親御さんも不安になっちゃうから、子どもたちには「保育園には楽しいことがいっぱいあるんだよ」っていうのを感じてほしいなと思ってます。


――― 子どもたちが生き生きすることを取り入れるようにしていますね!第2回はゆうゆう保育園の開園までの道のりと、子育て中の方のためにこれから取り組んでいきたい夢を伺います。



(次回につづく)




【茅ヶ崎・雄三通りで会えるあの人】ゆうゆう保育園の齋藤綾子さん

・第1話 「大好きだから」行きたくなる。海まで歩いて行ける雄三通りの保育園。

・第2話 子育てをしながら作り上げた保育園。




▼ゆうゆう保育園

住所:茅ヶ崎市東海岸北2-1-42 サンシルクマンション1階/TEL:0467-38-6360




▼インタビュー・編集 かんばやし ちえこ(InstagramFacebook

1988年東京都足立区生まれ。2015年に茅ヶ崎のシェアハウスへ移住後、そこで出会った夫と2018年に結婚し、現在は茅ヶ崎の海側でゆったりと二人暮らし。

大学卒業後に保育園運営会社で食育や野菜栽培研修の講師などに従事。その後、親子カフェベンチャーやNPOで学童保育運営、民間貸し農園ベンチャーで農園アドバイザーなど、20代は子ども×食農関係の分野で経験を積む。

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