サラリーマンは最強の職業。「やりたいことがわからない」なら旅に出よう。

(前回の記事はこちら → 「働きながら世界一周。」リーマントラベラー東松寛文の発見。


■社畜寸前から休み方改革へ


――― 前回の記事を読んだサラリーマンの中には、恐らく「自分にはできない」と感じる方も多いと思うのですが、いかがですか。


東松 その気持ちはよくわかります。

というのも、旅に出る前は僕自身も激務の広告代理店で働いておりまして、普通に週5日を社畜寸前生活をしていたからです。


――― 広告代理店といえば、日本でも有数の激務ですよね。


東松 はい。ですから海外に行けるなんて夢にも思っていませんでしたし、なんならそういう社畜寸前の状態ですら謳歌していました。


――― ワーカホリックになる時期ってありますよね。


東松 やっぱり若かったですし、いま考えればよくあんな生活していたなと思いますけど、当時としては楽しくて。

ただそれに転機が訪れたのが社会人3年目のゴールデンウィークだったんです。



東松 僕は高校時代バスケ部だったのでアメリカのNBAがすごく好きなんですけど、当時のゴールデンウィークに一日足して休めばプレーオフが観られることがわかったんです。

1日だけ休みをもらえるよう上司にプレゼンをしたら意外と行けることになりまして、5日間ロサンゼルスの一人旅を満喫したんです。


――― 良いですね。


東松 そこで「世界には、人生を謳歌する大人たちがたくさんいる!」ということに気がついてしまって、「働き方」というよりは「休み方」に注目するようになりました。


――― 週末の過ごし方が変わったのですね。


東松 はい。そして週末の過ごし方を変えると、平日の働き方も変わることに気がつきました。

週末に海外旅行に行くためには金曜の夜に空港に行くことが大事なので、一週間の仕事の仕方までガラッと変わったんです。

金曜の夜には航空券を取っていますから、何が何でも仕事を終えなければいけないので効率的に働くようになって。


――― それはすごく良いことですね。


東松 それまでは休日の間にも仕事のことが頭にあって。

月曜日から仕事が始まるから日曜はなにもせずにのんびりしようとか、そんなことを思っていました。

世間一般的な流れに身を任せているだけというか…週末に旅に出るようになってからは、軸を自分の中に持てるようになれたんだと思います。


■サラリーマンは最強の職業


――― 東松さんはサラリーマンであることにこだわっているのでしょうか。


東松 そもそも僕が思うのは、サラリーマンって最強の職業だと思うんですよ。

社会的信用もありますし、毎月お給料が出るじゃないですか。



――― はい。


東松 それって当然のように思われていますけど、起業やフリーランスをしている方からすれば全然当たり前じゃない。

安定した収入があるからこそ、サラリーマンは、気軽に挑戦ができるし、さらには、違ったらやめることだってできるんです。


――― そうですね。


東松 それを踏まえずに「やりたいことがない」とか「異動させてもらえない」という不平不満を胸にベンチャーに転職や自分で独立をしたとしても、あまり期待する結果にはならないんじゃないかなと。

いまサラリーマンであるこの瞬間こそ、実は、やりたいことに挑戦できるタイミングなんだということに気がついていない方は多いと思います。


――― よくわかるのですが、その「やりたいこと」がないというのは結構多い悩みだと思います。


東松 だからこそまずなにかに挑戦してインプットを増やさないといけないんです。

たくさんインプットして、自分自身と向き合う時間をつくることが大事で、それを日ごろからやらずに「やりたいことがわからない」というのはある意味当然だと思っていて。

「自己分析を最後にしたのいつですか?」という話なんですよ。


――― 就職活動のときにして以来しっかりやれていない方は多そうです。


東松 ですよね。僕にとってはそのインプットと向き合う時間の両方をくれるのが旅なんです。

旅先でたくさん吸収して、帰りの飛行機でじっくり自分と向き合うんです。

デジタルデトックスじゃないですけど、やっぱり電波が遮断された状態というのはすごく貴重だから、それが旅の帰りというのはすごく都合が良くて。


――― 東松さんは旅に行くたびに自己分析の機会を作っているのですね。


東松 はい。だから自分自身のことを知る量がどんどんたまっていくじゃないですか。

自己分析を就活以来していないという方は、そのときに貯めたものをどんどんすり減らしているようなものです。

そういう日々を過ごしていれば、やりたいこともわからなくなりますよ。

ですから、僕にとっての旅のようなものを皆さんにも見つけて欲しいですし、もし見つからなければまず旅に出てみたら良いんじゃないかなと思います。


――― サラリーマンの可能性をあらためて気づかせてくれるお話だったと思います。次回の最終話では、旅人が面白いと感じる街のあり方について伺っていきたいと思います。


(次回に続く → リーマントラベラー東松寛文が語る、「旅人と地元民が交流する仕掛け」とは。


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▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter

2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。東海岸商店会の公式サイトの運営や、ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。




▼編集アシスタント 権藤勇太

エキウミインタビュー担当。平日は都内で法人向けの業務改善提案を行う営業マン。休日は緑に囲まれた茅ヶ崎で畑をいじったり、キャンプしたりフットサルをしたりのんびり生活をしている。消防団に入ったことをきっかけに、自分が使うお金がどこに流れて回っていくのか興味をもち商店街の活性化に2018年参加。

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