【ノマド家のそじさん】“仕事がもらえる家”。フリーランス向けシェアハウス「ノマド家」が茅ヶ崎の海近にオープン。
今回はフリーランス向けシェアハウス「ノマド家」を運営されている「そじ」さんにご登場いただきます。2019年5月から茅ヶ崎の雄三通り近くにて2号店がオープン予定の「ノマド家」とはどんなところで、なにを目指しているのかについて伺いました。ぜひ最後までお読みください。(全2回)
■フリーランスのためのシェアハウス
――― わざわざ鎌倉から茅ヶ崎までお越しいただきありがとうございます。
そじ いえいえ、こちらこそありがとうございます。
――― まずはそじさんが運営されている「ノマド家」について伺えますか。
そじ はい。ノマド家をひとことで言うと、「フリーランス向けのシェアハウス」です。
こちら鎌倉に1号店がありまして、2019年5月から茅ヶ崎の雄三通りの近くで2号店がオープンします。
↓茅ヶ崎の「ノマド家」
――― 「フリーランス向け」というのはどういうことですか。
そじ これからフリーランスになりたい方って結構いると思うんですけど、どうしたら良いかわからないし不安ですよね。
そういった方向けに、未経験から一人前になるまでをサポートする形を整えています。
簡単にいうと、ここに住めば家賃が安く抑えられるし、仕事をもらえるし、成長もできる。
――― 仕事がもらえるんですか。
そじ はい。僕が営業をして仕事を取ってくるので、それをお渡しするんです。
もちろん投げっぱなしではなく、記事ライティングやディレクションのなどやり方をお伝えしながらですから未経験でも大丈夫です。
実は鎌倉の1号店をはじめてまだ数か月ですが、皆さんすごい成長スピードなのでもう自分で仕事を取ってきている人もいます。
↓鎌倉の「ノマド家」
――― どうしてそんなに速く成長できるんですか。
そじ 僕は前職がリクルートという会社なんですけど、そこには「フィードバック」という文化があったんですね。
マネージャーが徹底的に仕事の深堀りをしてくださるので、吸収スピードがすごく速くなるんです。
そのノウハウをノマド家でも活かしているからスピード成長できるんだと思います。
――― リクルートさんのフィードバック文化は有名ですよね。それが受けられるシェアハウスってすごい。
そじ しかも月に一度「合宿」と銘打って外部から講師を招き、講座としていろいろと学べる機会もあります。
そこで講師と仲良くなることで人脈作りにもなっていますし、そもそもシェアハウスには同じことを目指している仲間と濃くつながれるというのも価値だと思います。
↓合宿の様子
――― ちょっと待ってください。いったん整理すると、「家賃が安い」「仕事がもらえる」「仕事が覚えられる」「フィードバックを受けられる」「講座を受けられる」「人脈がつくれる」「仲間ができる」…と。なんだか至れり尽くせりですね(笑)
そじ 自分でもそう思います(笑)
ノマド家は、僕自身が「こういうところがあったらいいのにな」と思ったものをつくったんです。
■自分自身が欲しかったものをつくった
――― そじさんもフリーランスになりたかった、ということでしょうか。
そじ はい。僕は新卒でリクルートに入って、いつか独立する気まんまんだったんですけど、なかなか一歩目が踏み出せなかったんです。
――― 怖いですよね。
そじ 正直怖かったですね(笑)
その原因を考えたときに一番大きかったのは「フリーランスになったらフィードバックをくれる人がいない」ということでした。
――― それほど「フィードバック」というのは大きい存在なんですね。
そじ 大きいですね。当時から副業としては単価が安い案件をやっていたんですけど、やっぱり単発で切れることもあるじゃないですか。
絶対不安になるし、そんなときに誰にも相談できないって怖いなと。
そんなことを考えながら独立できないでいたときに、あるとき「仕事とフィードバックがもらえるシェアハウスがあったら自分でも独立できそう」と思ったんです。
――― なるほど。
そじ そういうシェアハウスは当時なかったので、もう自分でつくっちゃえっていう感じで。
――― つまりそじさんはフリーランスとして案件を取ってくる稼ぎ方ではなく、フリーランスが喜ぶ家をつくって、そこの家賃で稼ぐ方法を選んだ。
そじ そうです。もともとシェアハウスを運営している方に話をして、ノマド家のコンセプトをお伝えして共感していただいたので、実現にいたりました。
――― すごく面白いですね。ではそじさんの収入源はほぼ家賃収入のみということですか。
そじ 最初はそうだったんですけど、いまは自分が営業をして案件単価を上げられた場合は、その上積み分だけを受け取っています。
その上積み分を住人の皆さんにお見せして、そのステージに上がるモチベーション喚起の材料にしています。
――― 住人のステップアップを促すんですね。
そじ はい。やっぱり一人ひとり持続可能なフリーランスになって欲しいので。
その住人の一人がノマド家のビジョンに強く共感してくれて、しかも「シェアハウスを自分でやってみたい」というので鎌倉は任せることにしました。
それで僕の手が空くので、今度は茅ヶ崎で2号店を開くことになったという感じです。
――― 画期的な仕組みをつくられたお話、とても面白かったです。次回はそじさんのリクルート時代のお話や、今後やりたいことなどを中心に伺います。
(次回につづく → 入居者殺到のシェアハウス。茅ヶ崎はフリーランスにとって理想的な土地。)
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▼フリーランス向けシェアハウス「ノマド家 茅ヶ崎」
住所:神奈川県茅ヶ崎市東海岸南2丁目4−51/アクセス:茅ヶ崎駅南口徒歩13分/入居条件:フリーランスとして働いている、もしくは半年以内にフリーランスになりたい方。住人と協働する意思がある方。/公式サイト/問い合わせ(LINE@)
【ちがさきのIT界隈】ノマド家のそじさん
・第1話 “仕事がもらえる家”。フリーランス向けシェアハウス「ノマド家」が茅ヶ崎の海近にオープン。
・第2話 入居者殺到のシェアハウス。茅ヶ崎はフリーランスにとって理想的な土地。
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter)
2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」)。
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