【ヤフーの小向洋誌さん】企業の中間管理職や、地域の集団を元気にしていきたい。


(前回の記事はこちら→茅ヶ崎在住、都内勤務のススメ。


――― 前回は茅ヶ崎での過ごし方や、働き方について伺いました。具体的にどんなお仕事をされているのかを伺えますか。


小向 仕事はヤフー株式会社で「人財育成」や「組織開発」を行っています。

まず「人財育成」は、社員がスキルを身につけるためのプログラムを作ったり、実行したりします。

そして私がメインで行っている「組織開発」は、組織を目的に沿った集団にする仕事です。 


――― 組織開発について、もう少し詳しく伺えますか。 


小向 わかりにくいですよね(笑)

そもそも「組織」とは何かという話からすると、人が集まったとき、目的を持つとそれは「組織」に変わるんですね。

人が集まると良いこともあれば、好き嫌いや価値観の違いが出てくると考えがまとまらなくなってきたりします。

その時に私が第三者として入って、目的に沿った組織に変わる支援をします。


――― なるほど。


小向 身近な例で言えば、PTAや町内会があったとき、今は仕方なく参加している方が多いじゃないですか。でも、これが「この町を良くできるんだ!」という気持ちで一つになったら学校や町は変わると思うんですよね。

ちなみに、実は茅ヶ崎は組織開発の観点から言えばまとまりやりやすい町のはずなんです。その理由はいくつかありますが、一番大きいのは老若男女みんなが「海」というキーワードを頭に浮かべている。程度の違いはあれど、「海」や「海がある街の雰囲気」が大嫌いな人はそこまで多くないのではと思います。

ですので、茅ヶ崎は組織論からすると良い条件を持っていると言えます。 



――― すごくおもしろいですね。


小向 今はできていないのですが、いつか先ほど言ったPTAや町内会のような地域密着の部分で私の経験を活かせたら良いなと思っています。


――― きっと小向さんのような方を求めている組織はすごくたくさんあると思います。


小向 それで言うと、ヤフーは副業を認めている会社なので、個人としても他の企業の お手伝いを月に数回行っています。

多くの企業は組織をまとめることを、管理職になった方のセンスに任せてしまっていますが、コミュニケーションが苦手だったり、人をまとめたことのない人が管理職になったりしたときに困るじゃないですか。

だから私は、そういう人たちに「ちゃんとやり方がありますよ」っていうのを伝えてあげて、そこから組織が元気になるように支援しています。色々な会社からお声がけいただけるのもありがたいですし、そういうスキルを身につけさせてくれたヤフーにも非常に感謝しています。


――― 仕事の話はよくわかりました。最後に雄三通りの話をしたいのですが、その前にご趣味の話も少しだけ伺えますか。 


小向 私はいろいろとこだわるタイプの人間なのですが、象徴的なのはもうじき40歳になる車かもしれません。 


↓小向さんの愛車


小向 数年前にキャリアを考えたとき、徹底的に自分を振り返ったのですが、私にとっての価値観は「自分らしいか否か」なんですね。趣味にもその価値観が大きく影響していて、この車もその判断基準で選んでいます。

10月の大型台風のときは浸水してしまって大変だったのですが、やっぱりこの車が「自分らしい」からやめられないんですよね(笑) 


――― 目立つので茅ヶ崎で走っていたらすぐに小向さんだってわかりますね(笑)それでは最後に、雄三通りの印象や期待することを伺えますか。


小向 雄三通り沿いに住んでいた時期がありますし、いまも毎日通勤で利用しているので、あの通りにはとても愛着があります。

定番のお魚からちょっと変わった魚介類があるのも嬉しい、かつ時々店頭に出るオリジナルの惣菜や厚切りの鮭が大好きな「魚卓さんや、品揃えはもちろんのことおじいちゃんとおばあちゃんとの会話が楽しい「つちや商店さんなどは、よく行かせていただいています。

あと特別な日に「川井精肉店」さんに行って「ステーキください」っていうと、朴訥な様子で手を動かしながらポロッと「今日は何かの日なの?」って聞いてくれたりして(笑)ああいうの最高ですよね。


――― 良いですね。その一連の流れ自体にどこか小向さんらしさを感じますね(笑)


小向 そうですね(笑)

ただ一方で、雄三通りは交通量が多いせいか危ない印象はやっぱりあります。朝に茅ヶ崎小学校の生徒の保護者さんが横断歩道で旗を振っていらっしゃる場面を見かけますが、子どもを安心して歩かせられる道になったら良いですよね。

あとは、雄三通りは駅前の通りなので、いわゆる商店街っぽさというか、賑やかで活気のある通りになったら良いなとは思います。


――― とても貴重なご意見で、同意する市民も多いと思います。インタビューは以上です。ありがとうございました。


(おしまい) 


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▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter

2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。


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