【ちがさきプロレスの戸田秀雄さん】茅ヶ崎の戦う介護職員・戸田秀雄「介護とプロレスは同じ」
(前回の記事はこちら→茅ヶ崎を愛し、茅ヶ崎に愛されている「ちがさきプロレス」)
――― 前回、別で仕事をしながらプロレスをしている選手がほとんど、というお話がありました。あと、これは最初聞いたときに絶句したのですが、戸田さんは「ちがさきプロレス」をボランティア、つまりノーギャラでやられているのですよね。
戸田 はい、私は運営も試合もボランティアで行っています。
実際に運営してみて思ったのが、利益を追求し過ぎると無茶な対戦カードを組むことになったりして、選手のモチベーションも下がり、試合のクオリティが下がってしまうということはあると思います。
――― そうなのですね。それでも、なかなかできることではないと思います。
戸田 地方プロレスで利益が出る仕組みを作るのはすごく難しいので、出場してくれる選手にもそこまで多くのギャラをお渡しできなくて心苦しいのですが、それでもちがさきプロレスに出たいと言ってくれる選手は多いです。
やはり満員の会場で、茅ヶ崎の温かいお客さまたちから喝采を浴びられるということが、選手たちにとって「プロレスをやってきて良かった」という気持ちになれるのだと思います。
――― 私もそうですが、この話を知って戸田さんの応援したくなる人がすごく増えると思います。そんな中で、雄三通りの活性化活動にもご参加されていますよね。
戸田 そちらに関してはあまり貢献できていないのが心苦しいのですが(笑)
雄三通りにはご協賛をいただけるお店さまや、ポスターを置いてくださるお店さまもあり、むしろ大変お世話になっています。
↓ビーチクリーンをしている様子
――― ちなみに、現在はどんなお仕事をされているのでしょうか。
戸田 5年前から、介護の仕事をしています。
私は介護もプロレスも似ている部分があると思っていまして、デイサービスはご年配の方々に来ていただき、みんなに喜んでもらって、次にまた来ていただく、という流れじゃないですか。
それってプロレスと同じだと思うんですよ。
――― 言われてみれば、どちらも来たお客さんに喜んでもらって、また来てもらう、という流れですね。
戸田 そうなんです。私は介護職を天職だと思っていて、いかに喜んでいただくかを考えることがとても面白いです。
普段介護をしているご年配の方がちがさきプロレスにいらしてくれるときがあるのですが、私が戦っている姿を見て泣いて喜んでくれます(笑)
――― とても良い話ですね。最後に、今後の夢などはありますか。
戸田 夢はちがさきプロレスを茅ヶ崎公園野球場でやることですね。
サザンオールスターズさんがライブをされたりして、茅ヶ崎の人たちにとって特別な場所だと思っているので、そんな場所でできたら本当に嬉しいです。
――― なるほど、ぜひ叶えていただきたいと思いますし、私もできることで応援をさせていただきたいと思います。インタビューは以上です。ありがとうございました。
↓ちがさきプロレス9のポスター
(おしまい)
▼インタビュー・編集 小野寺将人(Facebook / Twitter)
1986年生まれ。2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。 ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。
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