【ADDress茅ヶ崎邸の和田 康太郎さん】「人を喜ばせたい。」大学進学を辞退して、カフェとADDressを選んだ20歳の決断

先日「月4万円で全国に住める」ADDressの代表、佐別当 隆志さんの記事をリリースしました(まだお読みになっていない方は、そちらからお読みいただけるとADDressをもっとよく知れます)。今回は、そのADDressの茅ヶ崎邸で家守(やもり)をされている和田 康太郎さんにご登場いただきます。市外から多様な人が訪れるADDressのこと、和田さんがその家守になられた想いを伺いました。


■20歳の家守


――― 和田さんは19歳のときに家守になられましたが、周りの人にはADDressをどう説明しましたか。


和田 「月額4万円で全国にある家に住めるサービスだよ」と伝えました。

そのときは茅ヶ崎の実家に住んでいたんですけど、親には家守になることがほぼ決まってから伝えました。


――― 家族からしたら「え?」ってなりますよね(笑)


和田 そうですね、母は「え、あんた家でるの?」って(笑)

ただ父はニュースでADDressのことを知っていたので、理解は早かったです。


――― その「家守」とは具体的になにをするのでしょうか。


和田 家事や近所との交流がメインですが、その家の特徴を出すのも家守の仕事ですね。

茅ヶ崎邸はまだまだ発展途上なので、DIYイベントなどをしています。

そうやって交流や発信をすることで、ADDressの会員さんから「あそこに行けばあの人に会える」という存在になることも家守の大切な役割だと思います。


↓ADDress茅ヶ崎邸(引用:ADDressサイト


■ADDress会員の生活スタイル


――― このADDress茅ヶ崎邸には、何人が滞在できますか。


和田 固定ベッドを合わせれば7人ですね。

ADDressの会員さんはひとつだけ拠点を持つことができるんですけど、茅ヶ崎邸を拠点としてくださっている方もいます。

その方が使うベッドのことを、固定ベッドと呼んでいます。


――― ADDress会員になれば、拠点以外のところに一回につき一週間滞在できるんですよね。


和田 はい。たとえば、普段は茅ヶ崎邸にいるけれども、他県のADDresst邸で一週間ライターの仕事をして、週末にはまた茅ヶ崎に帰ってくる、みたいな生活ができます。


↓ADDress茅ヶ崎邸(引用:ADDressサイト


――― ADDressの生活スタイルが合っている人はたくさんいそうですよね。


和田 おもしろい例ですと、キャンピングカーやバイクで日本一周をしている方もいます。

ADDressだと住む場所が全国にあるので、すごく便利だし地域との交流もできてすごく良いですよね。

リノベーションしている物件ばかりなので、それぞれが素敵に仕上がっているのも良いところです。


――― 茅ヶ崎に来るADDress会員の方は、主にどんな目的でいらっしゃるんですか。


和田 やっぱり茅ヶ崎だと「海を見たい」とか「海鮮を食べたい」という方が多いですね。

あとは観光目的ではなく、仕事をするために来る方もいらっしゃいます。


――― 神奈川には他にもADDressの家がありますよね。


和田 はい。同じ神奈川でも清川邸は畑があって農作業ができたり、鎌倉はテントサウナがあったりと、それぞれ違った暮らし方ができます。

これから会員さんも増えていくと思うので、どんな出会いがあるのかすごく楽しみです。


↓ADDress茅ヶ崎邸(引用:ADDressサイト


■大学進学を辞退して、カフェとADDressを選んだ


――― ところで和田さんはどうして家守になられたのでしょうか。


和田 僕は鎌倉にある「CHABAKKA TEA PARKS」という日本茶のカフェで働いているんですけど、そこにADDress鎌倉邸の家守をしている北原さんがいらしたんです。

そこで「茅ヶ崎で家守の募集がある」という話を聞いて、興味が湧いたのでその日のうちにまずは鎌倉の家を見に行きました。


――― 行動が早いですね!


和田 僕はいろんな人と話をするのが好きなので、いろんな出会いがあるADDressの仕組みを魅力的に感じたんです。

そこから話がポンポン進んで、数週間後には家守になっていました(笑)


――― すごい(笑)では、いまはカフェ店員と、家守とを両方やられているのですね。


和田 はい。あとは今度、学びたいことができたので専門学校にも通うつもりです。

僕は茅ヶ崎の一中を卒業してから鎌倉高校にいって、浪人を経て大学受験が終わったあとに、大学進学はしないことを決めたんですね。


――― それは大きな決断ですね。


和田 大学に行くことがいつのまにか目的になっていて、一旦立ち止まって考えたんです。

カフェのオーナーにも相談したら、「自分にとって遠回りな道はいいと思うけど、邪魔な道は通らない方が良いと思うよ」という話をされたんですね。


――― 遠回りは良いけど、邪魔な道は通らない。


和田 その考え方を自分に当てはめて、僕にとって大学に行くことはどういうことなんだろうとよくよく考えた結果、大学に行くのを辞めたんです。

そこからスイッチが入って、「口だけじゃなく行動していこう」と本気で思うようになれたおかげで、ADDressの家守という機会もつかむことができました。


■人を喜ばせる手段としてのADDress


――― ADDressの家守生活はいかがですか。


和田 このADDress茅ヶ崎邸は取材がすごく多くて、いきなりその取材対応に追われているので不思議な感じです(笑)

やっぱり空き家問題って大きくなっていくと思うので、これから茅ヶ崎だけでも複数ADDressの家ができる可能性もありますし、そこを行き来することでより濃く茅ヶ崎に関わってくれる方々が増えるんじゃないかと思います。


――― 最後に、和田さんの夢について教えてください。


和田 僕は具体的に「何かになりたい」っていう夢はなくて、やりたいことはとにかく人に喜んでもらうことだけなんですよね。

たとえば、「パイロットになりたい」ではなく「人を連れて行って笑顔にしたいから、手段としてパイロットを選ぶ」みたいな感覚です。

いまはこのADDressがあるので、それを人を喜ばせる手段としてしっかりつくりあげていきたいです。


――― ADDress茅ヶ崎邸のことと、家守の和田さんのことがよくわかりました。インタビューは以上です。ありがとうございました。


(おしまい)




▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter

2015年に茅ヶ崎市に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。東海岸商店会の公式サイトの運営や、アクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティング、記事の寄稿も行う(SUUMOタウン「まだ茅ヶ崎に行ったことのないあなたへ」、Gyoppy!「スーパーにはない魚が買える」茅ヶ崎の人気鮮魚店が果たしている大事な役割)。

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