【KOKUAの疋田 裕二さん #1】自分に適した防災対策はできていますか?開始1ヶ月で1万人が利用した防災サービス。

茅ヶ崎に住むユニークな方を紹介する「茅ヶ崎で暮らす人」。防災関連事業を展開されている疋田 裕二(ひきたゆうじ)さんにご登場いただきます。いま防災に関心がない方も、考えるきっかけになるお話が詰まっています。ぜひ最後までお読みください。(全2話)


■大切な人の命を守るサービス


佐藤(インタビュアー):まずは疋田さんのお仕事についてお聞かせください。


疋田氏:株式会社KOKUAの共同代表として、防災サービス事業の「いのちをまもる贈り物LIFEGIFT」と「パーソナル防災サービス PASOBO」を展開しています。


佐藤:それぞれ詳しくお伺いしたいのですが、まず「いのちをまもる贈り物 LIFEGIFT」はどのようなサービスですか?


▼いのちをまもる贈り物 LIFEGIFT

疋田氏:LIFEGIFTは防災グッズだけが掲載されたカタログギフトです。大切な人に想いを伝えることを重視していて、「あなたの無事が、いちばん大事」というメッセージを添えて、防災グッズを選べるようになっています。


佐藤:素敵なコンセプトですね。なぜカタログギフトにしたのですか?


疋田氏:防災用品は、自分で購入するまでのハードルが高いです。普段、防災を考える機会も少ないし、何を買ってよいのかもわからない。


佐藤:なかなか自分ごとになりにくいですよね。


疋田氏:はい、その問題を解決したかったんです。

人からの贈り物で「防災を考える」きっかけになり、準備する人が少しでも増えれば良いと思って始めました。

佐藤:どんな方が利用されているのですか?


疋田氏:いろいろですが、一人暮らしを始めた子どもや孫宛だったり、結婚などのきっかけで贈ったりすることが多いです。


佐藤:人生のターニングポイントで、想いがこもった防災グッズを贈るのは喜ばれますね。ところでLIFEGIFTはおしゃれな防災商品が多いですね。


▼左から消火器、アクセサリー防犯笛、太陽光充電ライト

疋田氏:ありがとうございます。お洒落でインテリアのような防災商品や、美味しくて備蓄できる食品など、人からもらって嬉しい防災商品を厳選しています。


■一人ひとりに寄りそう防災サービス


佐藤:もう1つの「パーソナル防災サービス PASOBO」はどんなサービスですか?


疋田氏:ウェブサイトで質問に答えると、自分に適した防災商品や対策がわかるサービスです。


▼パーソナル防災サービス PASOBO

佐藤:自分に適した防災とは、どういうことでしょうか?


疋田氏:例えば茅ヶ崎市の場合、家が海に近ければ津波を考えないといけないし、山が近ければ土砂災害を考えないといけません。

他にも家の構造やペットの有無など、それぞれに準備するものが違ってくるんですよね。


佐藤:言われてみれば、一人ひとり防災のやり方は違ってきますね。PASOBOはどのくらいの方に利用されているのでしょうか。


疋田氏:2023年3月1日にリリースしまして、約1ヶ月で1万人の方が利用してくださいました。


佐藤:1万人ですか!すごい利用されていますね。


疋田氏:おかげさまで、ご好評いただいています。

LIFEGIFTでは防災に興味のない人が「プレゼントを通じて防災を考えるきっかけ」を作りましたが、PASOBOは少し防災に興味を持った人が実践できるためのサービスとして提供しました。

一人ひとりにあった防災は、ニーズとして求められていると実感しています。


佐藤:それぞれとても意義のあるサービスだということがよくわかりました。インタビューの後半は、疋田さんの創業のお話と、今後の展望について詳しく伺っていきます。


(次回につづく→防災を「めんどくさいこと」から「価値のあること」へ。


▼インタビュー・編集 佐藤真司(Facebook

1975年2月28日、神奈川県横浜市生まれ。小学校から高校まで野球、大学ではアメリカンフットボールの体育会系!生まれも育ちも横浜であったが、東日本大震災を機に宮城県石巻市に移住し、4年間復興支援を行う。はじめての地方暮らしを経験し、人の温かさ、繋がりを経験し、いまは茅ヶ崎を終の棲家として、心豊かな生活をしている。


▼編集 小野寺将人(Facebook / Twitter

2015年に茅ヶ崎に移住し、2017年に「エキウミ」を立ち上げる。地域密着店のネット活用をお手伝いする株式会社KYOEI(キョウエイ)の代表。

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